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井川ツヨシ。中学3年生。1993年12月31日、この日親友の渡辺司とタイムスリップしてしまった。
井川ツヨシは、恵子・典子という2人の姉と、母・美子の強烈な圧カによって、一家の家事担当にされている。大晦日には、何故か毎年不機嫌になる恵子に八つ当たりされるのはまっぴら、とツヨシは家を抜け出して、渡辺と遊びに出掛けた。そして、全てが偶然の出来事なのだが、2人は奇妙な物体―実はタイムマシン！！―に乗り込んでしまい過去にいってしまったのだ。呆然とする2人。「喜べ、キミたちは人類初のタイムトラベラーだぞ」怪しげなおじさんが2人の前に現れた。「ここは1981年12月31日だ。とにかく、1993年に戻りたければ、タイムマシンのエネルギーを集める玉・ハイパー・クリスタルを見つけるんだ」
ツヨシと渡辺のハイパー・クリスタル探しが始まった。幼稚園児のツヨシが女の子たちとままごとをしている姿を目撃して嘆き、小学生の恵子が今と変わらぬ高飛車な態度をとることにあきれるツヨシ。だが、ツヨシが川に落ちた恵子に助けられてからその態度が一変した。“素融なお兄さんね”え！？ね、ねえちゃんにホレられた！？どうやらこの恵子の初恋の行方が、ツヨシの運命を決める予感…。