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ルビーフルーツ

1995（平成7年）/1/21公開　95分　カラー　ビスタ　映倫番号：114400　
配給：東映　製作：東映ビデオ / ライトヴィジョン

バイセクシュアルである自身の体験をともに生々しい言葉でデリケートな性の快楽を赤裸々に表現した斎藤綾子の恋愛小説「ルビーフルーツ」の中の一編「神々の熱い夜」から。レズビアンとう性のタブーを超え、固定概念を覆し、真実の愛の形を見つけた女性の描いた新しいラブストーリー。

ストーリー

女流彫刻家・松永まい子は、たった一人で成田からバリ島へ向かおうとしていた。一緒に行くはずだったエリート商社マンの恋人・加賀美久男を亡くし失意のまま旅に出ようとしていたまい子は、キョウコという女性に一枚の写真とブレスレットを渡され、バリ島へ行ったまま行方知れずになっている高橋やを代を探して欲しいと頼まれる。全く知らない人からの依頼に驚きながらも、胸騒ぎを感じたまい子は写真とブレスレットを受け取った。
運命のめぐりあわせを信じて、やを代を探すまい子は、ジャングル奥地に写真とそっくりの女性がいると聞き、ムリアリーが止めるのも聞かず出かけていく。人々は、写真の女性をシラニと呼んでいた、。シラニは特殊な力を持った巫女だったのだ。彼女は華奢で気品あるれる女性で、バリの装飾で美しく飾られた建物の中で3人の女性と暮らしている。ヨシミ、ルナ、ミミもシラニと共に巫女としていろいろな土地を彷徨い、シラニによって永遠の命を与えられ、「心の快楽と肉体の恍惚」を求め続けていたのだ。女が女を求める…。常識を超えるシラニの愛に戸惑うまい子。傷ついたまい子の心を癒すためにキョウコを使ってまい子を呼んだには、シラニだった。相対する2つの観念が混在する“神々に愛された島・バリ”で、禁忌（タブー）と知りながら、シラニの求めるものに魅せられていくまい子。常識を超えた本当の快楽を知るために、まい子は天国の味がする赤い果実を味わう。そして究極の愛が二人を極限へと導いていく。