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愛の新世界

1994(平成6年)/12/17公開 115分 カラー ビスタ 映倫番号:114350 
配給:東映アストロフィルム 製作:Gカンパニー / 東亜興行

原作は、島本慶が風俗ルポの取材の場で出会った64人の(風俗ギャルと呼ばれる)女の子たちのナマの声を綴ったエッセイ集に、22歳のSMの女王様を被写体とした荒木経惟の写真が彩られたルポ写真集。本作でヒロイン鈴木砂羽は衝撃のデビューを果たした。

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スタッフ

原作:
監督:
脚本:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「今夜は踊ろう」山崎ハコ

ストーリー

夜の渋谷。サングラスをかけたレイが颯爽とネオン街に消えていく。彼女の目指すところはSMクラブ。レイは、その店の“女王様”だ。ボンテージ衣装を身に付けて、左手にロウソク、右手にムチ―今夜も“M”のお客たちが彼女の責めを待っている。
昼間のレイは小劇団の女優。夜の“女王様”を演じることは、演技の勉強にもなる。そして、稽古の後、劇団員と稽古場でSEXするのが昼間のレイの“お決まり”のコースだ。
ある日、レイは職場(SMクラブ)のビルのエレベーターで時折、顔を合わせるホテトル嬢のアユミと親しくなった。今度一緒に飲もうと約束して、それざおれの職場へと別れる二人。
アユミは、年令よりも若く見えることからオジサンたちに人気がある。今夜の客も彼女の“若さ”にメロメロだ。客からお金を取り、心の中で舌を出すアユミ。『オッサンはスケベだ…』。目下、医者の卵・健司と同棲中の彼女は、“医者の妻”を夢見ている。彼の両親の信用を得るために父親名義で口座に1千万を振り込んでおくアユミ。
付き合っていた男と別れたレイは、気分を紛らすためにアユミと街へと繰り出す。ディスコでナンパした二人組から別荘へのお誘いを受けるが、レイは「愛のないSEXしないの」と断る。夜明け前の246号線を渋谷に向けて走るレイとアユミ。いつか夜明けの海を見に行く約束をして二人は別れた。
ホテトル嬢の殺人事件で、ほとんどの店が休業中の中、今が稼ぎ時とばかりにオープンしているアユミのデートクラブはフル回転の忙しさだ。アユミがアブない客に当たってしまったが、間一髪のところをマスターの知り合いのヤクザ・ジローに助けられる。
次回公演に向けて稽古に大忙しの中、レイが淋病にかかった。劇団員に病気を白状すると彼らは“目が点”状態。結局、レイと関係した全員がクロであることが判明した。
一方、医者の卵・健司と別れたアユミは、弁護士の卵・徹と同棲を始めた。今度の夢は弁護士の奥さんになることだ。父親名義で、また口座に1千万円を振り込む…。
劇団の芝居の初日。レイの乗客・澤登が以前、急用で予約をキャンセルしたお詫びにと当日券を買い占めてバラ撒いてくれたお陰で場内は満員だ。盛況の中、芝居は大成功。駆け付けてくれたアユミも交え淋病の快気祝いも兼ねての打ち上げの宴が盛り上がる。
宴も終わり空がかすかに白み始めた頃、唐突にアユミがレイに海へ行こうと誘う。ナンパで調達した男のクルマで海に到着!ナンパ男たちは砂浜に目隠しされて首まで埋められている。生まれたままの姿で無邪気にはしゃぐレイとアユミ。二人の裸身が朝の陽にキラキラと輝いて美しい…。

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