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のぞき屋

1995（平成7年）/5/13公開　101分　カラー　ビスタ　映倫番号：114510　
配給：東映　製作：東映 / 東映ビデオ

原作は「ヤングサンデー」に連載された人気作品。キャストは、陣内孝則、瀬戸朝香、松岡俊介など。監督は「痴漢日記　尻を撫でまわしつづけた男」等の富岡忠文。

ストーリー

「のぞき屋」の聴・見・スマイルの三人組は、「のぞき」のプロとして依頼人のオーダーを受け探偵社よろしくターゲットを過激にのぞいて報酬を得る。一見清楚なエレベーターガールも、彼らの手にかかれば計算高いアバズレ女だ。そんな「のぞき屋」たちにある日舞いこむ奇妙な依頼。ターゲットは依頼人の娘・レイカ。調査を続けるうちに明らかになる驚くべき事実。レイカが両親を盗聴していること、友人たちに売春を斡旋していること…。だが過激な行為の裏に潜むニセの友人関係、ニセの団欒の中で孤独に耐えかねているレイカを知るにつれて、見は次第に彼女に惹かれていく。
そして聴の許にも奇妙な依頼人。その女・加奈子の依頼とは彼女自身をのぞくこと。誰かに見てもらいたい、そんなささやかな願いに応えるかのように彼女をのぞく聴。聴と見は、プロとしての禁を犯していることを知りつつも次第にターゲットに惹かれていく。見る/見られる関係が次第にその境界線を越え、やがて物語は、いかがわしさと繊細さが手を取り合いながら静かなクライマックスを迎える。