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地獄堂霊界通信

1996(平成8年)/4/13公開 101分 カラー ビスタ 映倫番号:114730 
配給:東映 製作:東映 / 東映ビデオ

原作は1995年度の日本児童文学者協会新人賞を受賞した、香月日輪と前島昭人(挿絵)による「地獄堂霊界通信」シリーズ。
主役のワルガキ少年3人組には、オーディションにより、てつし役に田中鈴之介、椎名役に大竹隆太、リョーチン役に中山貴将がそれぞれ抜擢された。ヒロインのカンナ役には、当時ローティーンアイドルとして人気を博した吉野紗香。特殊メイクが必見の「地獄堂」のオヤジにはベテラン本田博太郎。「ビー・バップ・ハイスクール」シリーズを手がけた那須博之監督が、持ち味のアクションを生かした大胆な演出を行っている。

地獄堂霊界通信
(C)東映・東映ビデオ

スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「超こわい!」地獄堂’z
  • 挿入歌:「神様たのむぜ」地獄堂’z

ストーリー

町では住民の大反対にもかかわらず、実力者の浜田甲一郎によってイラズの森の大規模なゴルフ場開発が進められていた。除霊師の末裔にあたるてつしのクラスメート拝は、森をつぶすと恐ろしい災いが起きると訴えるが、甲一郎の息子の極悪小学生・洋二とその一味は拝を捕まえて袋叩きにするが、てつしたちは洋二たちの溜まり場に乗り込みバツグンのチームワークでみごと拝の奪回に成功する。
喜ぶのもつかの間、てつしたちは偶然飛び降り自殺を目撃したのがきっかけで不気味な「呪い首」に狙われることになる。さすがの三人組も相手が妖怪では逃げるしかない。そんな折、ひょんなことからてつしたちは「極楽堂」という薬屋の主人と知り合う。妖怪顔負けに薄気味悪いので通称「地獄堂のオヤジ」だ。不思議な世界や妖怪のことをなんでも知っているオヤジの力を借りて、てつしたちは「呪い首」を成仏させるが、いつのまにか別の世界の扉を開いてしまったことに気づくのだった。
一方、洋二にとって腕っぷしが強く正義感もあるてつしは、目の上のタンコブだった。てつしへの憎しみを募らせるうちに洋二はいつしか「死神」にとりつかれてしまう。
そして、ついに森も動き始める。拝が予言したとおり、イラズの森にははるか昔から「イヌガミ」という不思議な生き物が棲みついていた。「イヌガミ」の日向は、瀕死の状態にある仲間の月代を助けるために、てつしが片思いをしている女の子カンナを連れ去ってしまう。霊的エネルギーの強いカンナの魂が必要だったのだ。てつしたちはカンナを助けるため森へ乗り込むが、日向は人間たちに対して怒りの頂点に達していた。そこに現れたのはなんと洋二にとりついた「死神」だった。「死神」もやはりカンナの魂を狙っていたのだ。月代に手を下したのは洋二だと知った日向は「死神」と闘うが、正体をあらわした「死神」は驚くほど強く、とうとうカンナは「死神」の手にかかる。しかし月代が自分の命と引き替えにカンナを助け、てつしたちも日向と力をあわせてついに「死神」を退治する。
正気を取り戻した洋二はこれまでのことが嘘のように素直になった。洋二も本当はみんなと仲良くしたかったのだ。ゴルフ場開発も中止になり、町にも再び平和が訪れた。
史上最強の小学生三人組は、今日も地獄堂のオヤジと不思議な世界をのぞいている…。

地獄堂霊界通信
(C)東映・東映ビデオ
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