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クライング・フリーマン

Crying Freeman

1996(平成8年)/11/23公開 102分 カラー シネマスコープ 映倫番号:114652 
配給:東映 製作:東映ビデオ / フジテレビジョン / 東北新社 / デイビス・フィルム

全世界で1,000万部を越えるセールスを記録した日本のベストセラーコミックをハリウッドで完全映画化。コニャック映画祭、トロント映画祭など海外で高い評価をうけ、1996年4月に先行ロードショー公開されたフランスでは堂々興行成績1位を記録した。
殺しの後に清らかな涙を流す史上最強の殺し屋「クライング・フリーマン」こと火野村窯。彼をめぐって繰り広げられる抗争劇を衝撃的な映像で描いたアクション巨編。

同時上映「クリスマス黙示録」

クライング・フリーマン
(C)東映ビデオ:フジテレビジョン:東北新社:デイビス・フィルム

ストーリー

公園の中に響きわたる銃声と悲鳴。逃げまどう男をもうひとりの男が追い詰め、命乞いする男の眉間に弾丸を撃ち込む。撃った男は虚ろな目で、偶然居合わせた女性に告げた。「私の名前は…窯」男の頬には涙がつたっていた。
サンフランシスコで起こった殺人を目撃したのは若くて美しい女性、エム・オハラ。事件の唯一の目撃者である彼女は、バンクーバーの警察に呼ばれ、そこで再び殺人を目撃する。多くの警察とボディーガードの護衛をすり抜け、日本のヤクザの組長を見事に仕留め走り去る犯人の頬には、あの時と同じように涙が流れていた。
「…ミスター窯」
二度も犯人を目撃した今、次に命を狙われるのは自分だ。そう感じながらもエムは、人を殺したあと涙を流すその殺し屋に心を奪われていた。
目撃者であるエムの屋敷を警察がガードし、さらに組長を殺した男が誰なのかを突き止めようと日本のヤクザまでもがエムを狙っていた。その夜、男は現れた。エムを殺すために…。男は中国の組織“竜の末裔”の刺客で、コードネームはフリーマン。殺しのあとに涙を流すことからクライング・フリーマンと呼ばれ、最も恐れられている殺し屋だった。その正体は、かつて若手陶芸家として活躍していた火野村窯である。組織に素質を買われ、殺し屋としての過酷な特訓を経て体に竜の刺青をした時から、彼は殺し屋フリーマンとして生まれ変わったのだ。
その夜、エムとフリーマンはあらがうことのできない宿命的な絆をお互いに感じ取っていた。エムを愛することは組織の掟に背くこと、それを知りながら愛し合う二人。だが、組長の仇を討って組の跡目を狙うヤクザ・竜二と、フリーマンを執拗に追跡する刑事ニッタ、そして竜二の妻でありながらニッタと組んで組長の座を狙うハイエナのような女・君江らが虎視眈々と二人を狙っている。さらにエムを愛したフリーマンは組織から抹殺される運命にあった。
やがてふたりは日本へと脱出。壮絶な戦いの幕が切って落とされた!!

クライング・フリーマン
(C)東映ビデオ:フジテレビジョン:東北新社:デイビス・フィルム
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