1997(平成9年)/6/21公開 102分 カラー ビスタ 映倫番号:115015
配給:東映 製作:イメージファクトリー・アイエム
福岡ダイエーホークス’と、プロ野球ですばらしい成績(2000本安打・200勝以上)を残して選ばれた人物だけが所属できる「日本プロ野球名球会」の全面協力を得て製作された野球映画。
金田正一以下、名球会の数多くのメンバーたちと、王監督以下“福岡ダイエーホークス”の現役主力選手が多数出演。
田沼洋介は、住宅メーカーに勤める落ちこぼれサラリーマン。彼のモットーはラクで楽しい生活を送ること。ライバルが少ないカーリングでオリンピックに出てスターになろうと思っているが、仲間は彼のいい加減さについていけない。そんなある日、彼は東京ドームでホームランボールを受けてその場で気絶してしまう。数日後、ふと立ち寄ったバッティングセンターで彼は、いとも簡単に150キロの球を打ち返してしまう。突然宿った自分の能力に驚く田沼。その姿を見ていたパッティングセンターの経営者・西山朋江は彼のスイングがプロ並みであることを見抜き、プロ野球選手にならないかと持ちかける。半信半疑の田沼だったが、朋江の尽力で王監督の目に留まり、福岡ダイエーホークスで一軍デビューを果たす。デビュー戦からホームランを打ちまくった田沼はあっという間にスター選手となり、多くの女性ファンに囲まれ、贅沢な暮らしが手に入った。これこそ彼が望んでいた悠々自適な生活。ビデオジャーナリストの秋山圭子は素人同然から突如スターとなった田沼に興味を持ち密着取材するが、努力とかけ離れた生活を見て、謎を抱く。ところが、田沼の活躍は、シーズン半ばにしてパタッと止まってしまう。慌てて練習を行うも二軍落ち。そんな中、圭子は田沼に秘められた謎を解くカギを発見する。スランプの田沼、真相を究明しようと調査を始める圭子、そしてバッティングセンターを売却し、伊豆で野球場を作り始めた朋子。奇しくも三人が、出来立ての球場で出会った時、驚くべき光景が目の前に現れる…。