1998(平成10年)/7/4公開 95分 カラー ビスタ 映倫番号:115375
配給:東映 製作:東映 / ポニーキャニオン
全国の小中学生の間で伝承されてきた“トイレの花子さん”伝説。怖い体験談や奇妙な噂話を全国の小中学生からの投稿で綴った「トイレの花子さん」シリーズがベストセラーとなり、“花子さんブーム”が巻き起こった。
主人公の3人の女子中学生を、前田愛、浜丘麻矢、大村彩子というアイドルランキング上位の3人が演じるエンターテイメントなホラー映画。
同時上映「ズッコケ三人組 怪盗X物語」
緑台中学校の入学式が始まろうとしていた。今日からこの地元の中学に通う倉橋里美は、沢口香苗や柏木浩輔と同じクラスに決まり、希望に胸をふくらませて席に着いた。里美を見守る父・武雄、母・暎子は学年主任の浅岡の姿を見つけ、片時も忘れたことのない、11年前のある出来事を振り返った。
里美には歳の離れた、かおりという姉がいて、里美と同じ中学に通っていたが、11年前のある日、忽然と姿を消してしまい必死の捜索にもかかわらず、神隠しとして謎のまま現在に至っていた。
里美は校舎裏手の木立の奥に、姉・かおりがいなくなる直前に撮影された写真に写っている祠を見つけた。里美の耳元に、どこからともなく囁くような声が響いた。それ以来、学校では不可解な出来事が起きリ始め、学校中で“花子さん”の噂が広がり始める。
その一方、里美古い学級新聞を手がかりに姉・かおりの失踪を自分なりに調べはじめ、かおりの名前と一緒に“カシマレイコ”という名前が度々出てくることに気がつく。そんな折、C組の悦子が里美と香苗に“コックリさん”をしようと誘う。躊躇する里美。しかし、好奇心が勝り“コックリさん”が始まった。突然香苗が倒れこみ、白目をむく。パニック状態に陥る里美たち。同じ頃、祠の扉がゆっくり開いた。それが本当の恐怖の始まりだった。