2000(平成12年)/2/11公開 95分 カラー ビスタ 映倫番号:115743
配給:東映 製作:大映 / アートポート / スターマックス
ホラーコミックの登竜門「楳図賞」の第1回(87年)入選作で、「月刊ハロウィン」で連載を開始するやいなや、幻想的で怪奇なストーリー描写と、他と一線を画する恐怖が女子中高生を中心に大反響を巻き起こした「富江」(朝日ソノラマ刊)。左目の下のほくろが印象的な少女が、無垢な美しさの裏に秘めた氷のような殺意で、関わった人々を次々と崩壊させてゆく・・・今までになかったタイプのホラーヒロイン・富江が、このたび「富江replay」のタイトルのもと、恐怖、美しさをさらにスケールアップ。
森田病院の院長、森田健三の一人娘・由美は、突然失踪した父の行方を探していた。父ばかりではない。最近、この病院では医師や看護婦が次々と姿を消していた・・・。由美は偶然、森田病院に入院している大学生・佐藤文仁と知り合う。二人は事件の謎を解くため、力を合わせるのだった。 やがて一人の謎の少女の存在が背後に浮かび上がる。健三が失踪した数日前、夜中に急患で運び込まれた少女がいた。 驚くべきことにその少女の体内から左の目尻にほくろのある、生きたままの女の首が摘出されていたのだ。 そしてその手術に立ち会った医師は一人残らず行方をくらませている・・・ 病院の地下で首を培養し、観察していた健三のノートには、狂ったように何度も何度もその女の名が記されていた。 富江、富江、富江、富江、富江・・・・・・ その直後、由美のもとに健三が戻ってくる。しかしそこにあるのは、かつての父の姿ではなかった・・・