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T.R.Y. トライ

T.R.Y.

2003(平成15年)/1/11公開 105分 カラー ビスタ 映倫番号:116457 
配給:東映 製作:「T.R.Y.」パートナーズ

「踊る大捜査線 THE MOVIE」で日本中を熱狂させた織田裕二が、2年ぶりにスクリーンに帰って来た!今回織田が演じるのは、享楽の街・上海でお気楽に暮らす自称“三流のペテン師”。原作は第19回横溝正史賞授賞作の井上尚登。監督は「トットチャンネル」「わが心の銀河鉄道~宮沢賢治物語」などの大森一樹。

T.R.Y. トライ
(C)2003「T.R.Y.」パートナーズ

スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
録音:
編集:
  • 主題歌:「We can be Heros」織田裕二

ストーリー

20世紀初頭、異国情緒華やかなる“魔都”上海。イギリス、フランス、アメリカ、ロシアなど、欧米列強諸国、そして日本も広大な中国の利権を狙ってこぞって進出し、西洋と東洋の文化と人間の華麗さといかがわしさ、野心と欲望が渦巻く、この魅惑な街を闊歩する、謎めいた過去を持つ一人の日本人がいた。伊沢修、人懐っこい笑顔が映える甘いマスク、カミソリのように切れる頭脳、修羅場を何度もくぐり抜けた強心臓を武器に、仲間のパク、陳と共に欲の皮の張った金持ちや悪党を次々に手玉に取ることを生業とするペテン師だ。今日も武器商人・黄を騙して大金を巻き上げ、死体の銀歯に群がる貧しい民衆に、“バイト代”として施しを与えていた。華やかな繁栄の裏側では、腐敗した清朝政府は崩壊寸前、中国人民衆の大半は貧しさに喘ぎ、心も荒み切っていたのだ。ところがある男が、そんな伊沢の“技と精神”に目をつけたことから、伊沢の気ままな生活が一変する。騙されて怒り狂った黄が放った最強の暗殺集団、赤眉の殺し屋から伊沢の身を守ることを条件に、清朝の打倒を目指す中華黎明会の若きリーダー、・関飛虎が、伊沢を革命計画の仲間に引き入れたのだ。「俺は所詮、三流のペテン師なんだよ。革命だとか国を動かすとか俺には荷が重すぎる」ペテン師と革命家、水と油の二人だったが、「断ったらお前の命はない。俺が殺す!」の関の言葉に仕方なく従う伊沢。 伊沢に与えられたミッションは、日本陸軍の東正信中将を騙し、目前に差し迫った武装蜂起に必要な大量の武器を手に入れること。東は陸軍きっての若きエリート、頭脳明晰にして猜疑心の固まり。「金、女、出世。こいつには躍らせるネタが何もない」騙す相手として最悪のプロフィールに、及び腰になる伊沢。しかし関、そして革命グループの紅一点・愛鈴らの一途な情熱、極貧のうちに両親を失った陳の思い、そして日本兵に兄を殺されたパクのやる気に衝き動かされて、最強のターゲットを落とす為、伊沢の明晰な頭脳が動き出す。

T.R.Y. トライ
(C)2003「T.R.Y.」パートナーズ
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