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突入せよ!「あさま山荘事件」

2002(平成14年)/5/11公開 134分 カラー ビスタ 映倫番号:116287 
配給:東映 製作:あさま山荘事件製作委員会

1972年2月19日。日本中を震撼させた大事件が発生した。全国で金融機関の襲撃や爆弾テロを繰り返していた連合赤軍の兵士たちが、雪深い軽井沢の別荘地に突然出現。企業の保養所である「あさま山荘」に管理人の妻を人質に立てこもった。国民の9割をテレビの前に釘付けにした前代未聞の籠城事件、「あさま山荘」事件の始まりであった。 この日から事件解決までの10日間の様々なドラマを映画化。監督・脚本は原田眞人。主演:役所広司、プロデュース:原正人、撮影:坂本善尚、美術:部谷京子という「金融腐蝕列島 呪縛」のメンバーが再結集。なお、本作は全編パナソニック製デジタルHDカメラ「Varicam」によって撮影された。

突入せよ!「あさま山荘事件」
(C)2002 あさま山荘事件製作委員会

スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
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美術:
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ストーリー

「君、ちょっと軽井沢行って、指揮してこいや」1972年2月19日、連合赤軍があさま山荘に立て篭もった日の午後、警察庁長官室に呼ばれた佐々淳行は、後藤田正晴長官の突然の言葉に頭を抱えた。数々の学生紛争を戦った経験があるとはいえ、今のポストで長野県警をさしおいてこの事件を指揮できるわけではない。しかし佐々は困難な道をあえて選択する、ギリシャ神話のヘラクレスにも似た運命を省みながら、編成された指揮幕僚団、丸山参事官の補佐という肩書きで了承をもらい、すぐさま現場に向った。20日早朝に現場に到着した佐々は、あさま山荘を見て愕然とした。彼には難攻不落の要塞にしか見えなかった。しかしなんとしても人質を無事に救出しなければならない。佐々たちの戦いが始まった。敵は犯人だけではなかった。食事も凍らしてしまう寒さ。メンツに固執し対立する警視庁組と長野県警組。先の見えない戦況に業を煮やし、批判を続けるマスコミ陣。全国から続々と押し寄せてはトラブルを巻き起こす野次馬。そして東京から電話一本で難題を押し付け、現場を一向に信頼しない警視庁上層部・・・。すべてが敵に思えて、どちらが包囲されているのかわからない状況の中、ゆがんだ思想が作り上げた犯人たちと戦わねばならなかった。果たして人質は生きているのか?そんな中、佐々の経験がひとつの秘策を生み出した。はたして人質を無事に助け出すことができるのか。

突入せよ!「あさま山荘事件」
(C)2002 あさま山荘事件製作委員会

受賞歴

第26回日本アカデミー賞(優秀作品賞・優秀監督賞・優秀脚本賞・優秀主演男優賞・優秀撮影賞・優秀照明賞・優秀美術賞・優秀録音賞・優秀編集賞)

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