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最終兵器彼女

The Last Love Song On This Little Planet

2006(平成18年)/1/28公開 121分 カラー ビスタ 映倫番号:117379 
配給:東映 製作:「最終兵器彼女」製作委員会

ファンから「サイカノ」の愛称で親しまれ熱狂的支持を集める高橋しん原作コミックの映画化。ごく普通の女子高生なのに最終兵器として戦場へ投入されることになったちせと、戸惑いながらも彼女を守ろうとするシュウジ。着実に近づきつつある”終わり”を予感しながら、精一杯生きようとする2人の姿が活写されている。映画版は原作ともアニメとも若干異なるシチュエーション。メガネをかけていないシュウジ、方言を使わないちせ。壮大な物語をコンパクトまとめるために、須賀監督は2人が”恋していく”ことだけに焦点を絞った。もちろん最終兵器としてちせが変形し、空を飛び、敵と戦うというSF的要素は残しているが、そこだけが物語りから分離してしまわぬようにCGも特殊メイクも充分な配慮がなされている。

最終兵器彼女
(C)2006「最終兵器彼女」製作委員会

スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「すみか」メレンゲ

ストーリー

小さくても可憐でちょっびり不器用な高校3年生のちせ。そんな彼女から突然の告白を受けた同級生のシュウジ。とまどいながらも付き合い始める2人。ぎくしゃくとした関係が続く中、ちせの提案で交換日記を始めるも、シュウジは乗り気になれない。ある日、シュウジは親友のアツシと幼馴染のアケミと3人で札幌に遊びに出かけた。しばし、買い物を楽しんでいると、突如轟音が鳴り響き、不穏な空気が立ち込める。デパートを飛び出た3人が見たものは、上空を飛来する無数の戦闘機だった。次々と爆撃されていく札幌の町並み。足を痛めて逃げられなくなったシュウジの前に、迎撃された爆撃機の翼が迫ってきたそのとき、間一髪で救いの手を差し伸べたのは見覚えのある少女。ちせは国土防衛の為に開発された最終兵器だったのだ。事実を受け止めきれずに動揺するシュウジだったが、気丈に振舞うちせを愛おしく思い始めていた。しかし、出動回数の増えていくちせを止めることはできない。ちせが住む街として守られてきたはずの小樽も攻撃を受け始め、穏やかな日々は終わりを告げた。アケミも空爆に巻き込まれ入院、アツシは自ら志願して戦場へ向かう。自分の無力さを思い知らされたシュウジは、それでもちせと2人で生きていくことを心に決めた。だが、既に制御不能になりかけているちせの”抹消”を自衛隊は決断する。2人に残された時間は限りなく少ない-。

最終兵器彼女
(C)2006「最終兵器彼女」製作委員会
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