2005(平成17年)/9/3公開 77分 カラー ビスタ 映倫番号:117240
配給:東映 製作:2005劇場版「響鬼・マジレンジャー」製作委員会
今回の劇場版は、変身し、敵を倒すための超人的な力を受け継いだ現在の仮面ライダーたちの先祖にあたる“鬼”たちの物語。発端は古文書に記された鬼たちと“魔化魍”と呼ばれる敵との闘いの系譜である。そこには、闘うことを一度は棄てた響鬼とその仲間たちの姿があった。戦国期以前、仮面ライダーの先祖たちはまだ人間と協力関係にはなかった。そして戦国時代、鬼と呼ばれていた仮面ライダーは人間たちの求めに応じ、生贄を捧げて魔化魍から命を安堵される悲惨な境遇の人々のために戦ったのである。日本神話、桃太郎伝説、そして「七人の侍」の要素をミックスし取り入れた発想がユニーク。歴代シリーズ初の時代劇設定!戦国時代を馬で駆け抜ける仮面ライダー。
戦国時代。少年・明日夢が住む村では、毎年、村の娘をオロチ(=魔化魍)の生贄に捧げる儀式が行われていた。そして今年の生贄に明日夢の幼馴染・ひとえがが選ばれてしまう。村の長・立花藤兵衛は、“鬼”と呼ばれる人々を探し出し魔化魍退治を依頼しようとする。鬼を嫌う明日夢は、猛反対するが、他に方法がないため、藤兵衛の娘・かずえとひなこと共に鬼探しの旅に出た。普段から人助けを信念とするカブキを最初の仲間にした明日夢たちは、カブキの紹介でヒビキのもとへと向かう。だが、明日夢だけはヒビキに協力を求めることを頑なに拒んだ。それはヒビキが兄・猛の仇であり、明日夢が鬼を嫌う理由のきっかけになった男だったからだ。またヒビキも鬼の務めをやめていたため、明日夢たちの依頼を断った。やがてイブキ、トウキ、トドロキ、キラメキ、ニシキ、ハバタキ…全国から個性豊かな鬼たちが明日夢たちのもとに集まってきた。同じ頃、オロチの姫と童子は鬼たちの動きを察知し、魔化魍・ヒトツミに協力を仰いでいた…。
「仮面ライダー」シリーズ(68)