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劔岳 点の記

THE SUMMIT:A Chronicle of Stones

2009(平成21年)/6/20公開 259分 カラー シネマスコープ 映倫番号:118027 
配給:東映 製作:「劔岳 点の記」製作委員会

明治40年(1907年)、古来その険しさから「針の山」、宗教上の理由から登ってはならない「死の山」と云われてきた前人未到の山・劔岳に挑んだ男たちがいた――。
原作は、実話を基にした新田次郎の同名小説。監督・撮影は、木村大作。撮影期間2年、撮影日数延べ200日以上、標高2999メートル、最低体感温度氷点下40度超の劔岳・立山連峰各所でロケを敢行。大自然とそこに挑む儚き人間の姿をフィルムに焼き付けた。
音楽は、黒澤明作品をはじめ数多くの映画音楽を手掛ける池辺晋一郎を音楽監督に迎え、木村監督自ら選曲したクラシックの名曲の数々が全篇を彩る。前代未聞のスケールで製作された『劔岳 点の記』。スクリーンで圧倒的な存在感と演技力を発揮し、日本のみならず世界で活躍するキャスト・最高の映画スタッフの力が集結してのみ達しうる“奇跡の映画”が、ここに誕生した。

文部科学省特選(青年・成人)・文部科学省選定(少年・家庭):映倫青少年映画審議会選定

劔岳 点の記
(C)2009「劔岳 点の記」製作委員会

ストーリー

陸軍陸地測量部の柴崎芳太郎は、日本地図最後の空白地点を埋めるため、「陸軍の威信にかけて、劔岳の初登頂と測量を果たせ」という厳命を受ける。妻・葉津よの励ましを受け、柴崎は前任の測量手・古田盛作から紹介された案内人の宇治長次郎と劔岳の調査のため山に入ったが、登頂への手掛かりすら掴めずに下山する。翌明治40年(1907年)、測夫・生田信らを加えた測量隊総勢7人で雄山、奥大日岳、別山など劔岳周辺の山々に三角点を設置。ついに劔岳に挑むが絶壁、雪崩、暴風雨、困難に次ぐ困難が、測量隊の行く手を阻む。
一方、創立間もない日本山岳会の小島烏水らも最新の登山用具を揃え、劔岳山頂を目指していた。
果たして、柴崎たちは、無事劔岳に登頂し、地図作りの任務を遂行することができるのか。

劔岳 点の記
(C)2009「劔岳 点の記」製作委員会
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