2008(平成20年)/9/20公開 107分 カラー ビスタ 映倫番号:118057
配給:東映 製作:「おろち」製作委員会
世界中のクリエイターたちに多大なる影響を与えてきた不世出の天才漫画家・楳図かずおの「おろち」が、遂に映画化。独自の感性で伝説の怪作に挑むのは、ジャパニーズ・ホラーの先駆者・鶴田法男(監督)、高橋洋(脚本)、そして国内外で活躍中の川井憲次(音楽)。出演は美が崩壊していく運命をたどる美人姉妹に、木村佳乃と中越典子。二人が“崩れ役”に果敢に挑戦。また、この悲劇の語り部となるキャラクター謎の美少女“おろち”を谷村美月が熱演。「真の恐怖とは霊やお化けではなく“人間”の心の間ではないか?」ジャパニーズ・ホラーの原典ともいえる楳図作品が“ダークファンタジー”となって生まれ変わる。
100年に一度永い眠りにつくことによって、不老不死の体を保ち、人の世を彷徨い続ける謎の美少女“おろち”。行く先々で起こる、人の業からなる悲劇、惨劇を、時に自らの不思議な力を介入させつつ、“おろち”は見つめ続ける。彼女は天使なのか、悪魔なのか?どこから来てどこへ行くのか?誰も知らない。
“おろち”が家政婦として潜り込んだ門前家には二人の美しい姉妹がいた。門前家の女たちは誰よりも美しく生まれるが、29歳を過ぎる頃には突然美貌が崩れ始め、果ては化け物のように醜く朽ち果て、やがて死んでいくという。
ある日、妹の理沙は醜く崩れ死んでゆく間際の母親から、もう1つの門前家の秘密を打ち明けられる…。