2008(平成20年)/7/5公開 145分 カラー ビスタ 映倫番号:117962
配給:東映 / ギャガ・コミュニケーションズ 製作:「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ
搭乗者数524名中生存者4名―。単独航空機事故史上最多の犠牲者を出し、多くの悲しみを産んだ日航ジャンボ墜落事故。
原作は『半落ち』、『出口のない海』などその著作が次々と映像化されている横山秀夫の同名小説。事故原因を巡る新聞社同士のスクープ合戦、事故現場を奔走する新聞記者達の焦燥…著者が新聞記者時代に体験し、事故を巡る様々な人間模様をリアルに描き話題となった同作が、遂に映画化される。
メガホンを執るのは、『突入せよ!「あさま山荘」事件』で連合赤軍と機動隊の攻防を鮮烈に描いた原田眞人監督。主人公・事故全権デスクの悠木和雅を演じるのは堤真一。悠木の部下で事故現場を走り回る社会部記者・佐山達哉を堺雅人が演じる。その他、尾野真千子、高嶋政宏、山﨑努、遠藤憲一、田口トモロヲら実力派俳優陣が脇を固める。
イメージソング:「蛍星」元ちとせ
1985年8月12日。群馬県、御巣鷹山にJAL123便墜落。死者520名―― 世界最大で最悪の単独航空機事故発生。
群馬県、北関東新聞社。地元が現場となった、かつてない大事故の全権デスクに任命されたのは、組織から一線を画した遊軍記者・悠木だった。記者として一大ニュースを扱う興奮を禁じえない一方で「新聞は命の重さを問えるのか?」という命題を突きつけられる悠木。混乱する現場、妬みや苛立ちに激昂する社内、加熱する全国紙との報道合戦、壊れてゆく家族や友人との絆…。異常な熱気に包まれる中、必死にもがき信念を貫き通そうとする悠木は、あるスクープをめぐって極限の決断を迫られる。