2009(平成21年)/3/28公開 104分 カラー ビスタ 映倫番号:118257
配給:東映 製作:「鑑識・米沢守の事件簿」パートナーズ
2000年に『土曜ワイド劇場』の1話としてスタートした『相棒』は、単発2時間ドラマの枠を超えTVシリーズへと進化、年々視聴率が上昇するテレビ朝日系を代表する人気ドラマへと成長した。そして、2008年5月に満を辞して映画化。『相棒‐劇場版‐ 絶対絶命!42,195km東京ビッグシティマラソン』は観客動員数370万人、興行収入44.3億円を突破し、2008年度上半期上映作品で興行収入・観客動員数でNo.1となった。そして、遂に『相棒シリーズ』初となるスピンオフ映画が誕生。発行部数13万部を突破した「相棒シリーズ鑑識・米沢の事件簿~幻の女房」(ハセベバクシンオー著・宝島社文庫刊)を原作とした物語は、杉下右京・亀山薫に次いで人気の高い警視庁鑑識課員・米沢守が主人公。指紋照合や映像解析といったマニアックな鑑識技術は勿論、これまでヴェールに包まれていた米沢守の私生活と心情がスクリーンに躍動する『相棒ファン』垂涎の映画となる。
指紋照合・血痕分析・映像解析…
捜査の最前線に立たず、現場にある全ての“物”を相手に事件解決に繋がる事実を探っていく、警察組織の中でも技術に特化した集団<鑑識>。米沢守は、その一人。
ある日、米沢は鑑識に向かった女性の変死事件現場で衝撃を受ける。遺体は、忽然と姿を消した米沢の妻だったのだ。そして、現場で錯乱する女性の夫と名乗る刑事と出会う。状況は自殺だが、米沢と刑事はその早すぎる結論に疑問を抱く。刑事の悲痛な叫びが米沢の秘めた傷をえぐり、やがて二人は決意する。<真相をつきとめる>と――。
死因の青酸カリの入手経路、遺書の謎、女性の勤務先の警察の外郭団体・青少年防犯協会を探るうちに、上層部から圧力がかかる。「何か隠そうとしている」…確信を深める二人。妻の死が、触れてはいけない警察機構の闇に握り潰されている。見過ごすことは、できない。
二人は、刑事として鑑識課員として組織の人間として、踏み越えてはいけない一線を越えてしまう!
「相棒」シリーズ(6)