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七色の花 

1950(昭和25年)/10/14公開 102分 モノクロ スタンダード 映倫番号:293 
配給:東京映画配給 製作:東横映画

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ストーリー

政財界に名を知られた近藤という男に囲われ、海辺の住居に一人住んでいた色気盛りの女性・中村小萩は、海岸で知り合った泉太平という文学青年の紹介で、作家の海老原と知り合う。彼は戦災孤児の一枝と書生の桜井と三人で暮らしていたが、海老原と小萩が交際するようになってから、年頃の娘である一枝はまだ理由もわからないまま嫉妬したり、書生の桜井に好意を寄せても桜井の態度が素っ気無いことにじれたりと忙しい。海老原自身も小萩に惹かれ結婚を考えるが、近藤という男の存在が決意を揺らがせていた。そんなある日、海老原は柏木照子という女性と知り合い、急速に心を奪われていく。照子は海老原の大学時代の恩師の娘で、父の死後海老原を頼ってやってきたのだ。この頃、海老原は小萩と共に磐梯山への駆け落ちを計画していた。東京駅で海老原の到着を待っていた小萩だったが、太平が犯罪事件に巻き込まれ、立証のために警察に呼ばれたのだが、それを知らずに東京駅に着いた海老原は、近藤と小萩の関係が清算できなかったと誤解して一人磐梯山に向かう。そしてその後を追いかけてきたのは、小萩ではなく照子であった。海老原は照子に自分の傍らにいて欲しいと告白し、照子も生涯を海老原にささげることを誓う。だが、その直後に海老原の許に小萩がやってきた…。

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