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水色のワルツ 

1952(昭和27年)/5/15公開 86分 モノクロ スタンダード 映倫番号:646 
配給:東映 製作:東映

一生のうちで思春期ほど大切な時期はない。この危険な年令にある肉体の神秘に悩み悶える学園の乙女達の赤裸々な生態を画いた純愛の譜。

水色のワルツ 
(C)東映

ストーリー

信州は湖畔の町・伊那町。この町にある白萩高女へ、山本汲子先生が赴任してきて幾月かが過ぎ、汲子もこの町に慣れてきた春。東京にいた頃の友人である高松宏がこの町にやってきた。彼はここで医学の研究をするのだという。汲子は宏を迎え入れ、二人の仲は急速に接近していく。二人の関係に、宏が泊まっていた宿の娘直子は多大な興味を抱いていた。汲子の教え子でもある直子は、汲子と宏が抱擁している写真を坑内に張り出し、学校はちょっとした騒ぎになった。だが逆に、二人はより一層心を通わせていく。だが、ある時、直子のいたずらを懲らしめようとした宏は、不注意から彼女を失明させてしまった。自責の念から、直子の目を治癒することに生活をささげるようになり、直子もいつしか宏にすがるようになった。そんな宏を理解しようと努める汲子の心情を知り、直子は目の見えぬまま病院を抜け出して、一人夜の湖畔へと向かう…。

水色のワルツ 
(C)東映
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