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大当り黄金狂時代 

1952(昭和27年)/6/5公開 76分 モノクロ スタンダード 映倫番号:720 
配給:東映 製作:東映

チョンマゲの昔大流行した富くじ熱は原爆の今日もお盛んで競馬、競輪パチンコに大狂い。世を挙げてのゴールドラッシュを描いたもの。

大当り黄金狂時代 
(C)東映

ストーリー

今は昔、江戸の六兵衛長屋に住んでいた鉢三、五一、三太郎。彼らは皆賭け事が三度の飯よりも好きで、家賃を踏み倒すほどのめりこんで大家六兵衛も頭を痛めるほど。この三人組の隣に住んでいた玉兵衛も賭け事が好きだったが、流石にお松女房が厳しく監視していたため三人組には敵わない。そんな長屋に、ならず者の辰という男に追われ、娘が飛び込んできた。長屋の連中は身代金三両を工面して彼女を助けようと試みるが、いかんせん全員貧乏だからどうにもままならない。だがそんななか、甚兵衛が家主に買わされた富くじが何と千両の大当り!早速あの三人組が甚兵衛夫婦にあやかろうと、「孫子の代まで勝負、勝負」と拝むのだが、身の危険を感じた甚兵衛夫婦は鉄格子をはりめぐらしたなか、千両箱をかかえてふるえていた。さて時は一気に流れて昭和の時代。三人組の子孫たちはいまだ代わらず長屋住まいで、競馬やパチンコにのめりこんでいた。するとパチンコ屋の看板娘の和子さんが、主人の辰五郎に難題をもちかけられて長屋へ逃げ込んで来た。借金五万円を直ちに工面しなければならないのだが、現代でもやっぱり長屋の連中は貧乏で…。

大当り黄金狂時代 
(C)東映
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