1952(昭和27年)/10/23公開 88分 モノクロ スタンダード 映倫番号:811
配給:東映 製作:宝プロ
徳川家康が一朝有事の際にと人知れず埋蔵した莫大な軍用金。その軍用金の埋蔵場所を秘めた紅ひよどりを求めて美剣士、美女が入り乱れる。
徳川幕府が隠した莫大な埋蔵金。その鍵は紅ひよどりの足に結びつかれていた。だが紅ひよどりを駿府から江戸に運ぶ際に、幕府打倒を図る斯波丹波守に命じられた甥の甚太郎が襲撃するも奪取には失敗。その混乱のなか紅ひよどりは駕籠から外に飛び出してしまった。ひよどりの擁護役であった筧大学頭と玉水甚左衛門は責任を感じて自刃を図るが、駿府からの使いがこれを止め、大学頭の一子燿之助と甚左衛門の娘早苗にひよどりを捜索させるよう、家康からの命を伝えた。丹波守も陣太郎と、腹心のお照を向かわせ、二人は旅に出た燿之助たちの後をつけ始めた。燿之助と早苗は孤児の麻吉を仲間に加えて捜索の旅を続けるが、陣太郎の襲撃によって早苗があけび谷の激流に落とされてしまう。さて、京の都では廣幡大納言の息女の菊妙姫が偶然紅ひよどりを捕まえた。だがひよどりは陣太郎に奪われ、燿之助が菊妙姫を救おうとすると逆に徳川の間者として捕らえられてしまった。早苗と麻吉もお照の計略に嵌り、伏見城の外濠で捕まってしまう。あわや打ち首というところで、鳥さし源次と名乗る怪剣士が現れ、三人を救っていった…。