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花吹雪男祭り 

1952(昭和27年)/12/29公開 85分 モノクロ スタンダード 映倫番号:879 
配給:東映 製作:東映

歌舞伎で知られた助六の色模様、絢爛三浦屋揚巻の道中姿に、モダン趣味のジャズソング。弱きを助け強きをくじく男一匹花川戸助六の物語。豪華キャスト陣で描く娯楽時代劇の白眉。

花吹雪男祭り 
(C)東映

ストーリー

浅草蔵前、堺屋の娘お雪と札差大口屋の治兵衛の祝言の日、お雪の輿入れ行列に旗本せきれい組が乱入して暴れ廻った。治兵衛はせきれい組に怒り家を飛び出し、辰五郎という男に案内されて花戸川のいろは横丁に落ち着くことに。大口屋と堺屋はお雪を治兵衛の弟宗七と結ばせようとするが、お雪はただ泣くばかりであった。一方治兵衛は名を助六と変えて、町奴風となりせきれい組の暴虐に抵抗していた。そして長屋に住むお静は伊達男助六に思いを寄せていた。吉原でせきれい組に喧嘩を仕掛けるが、頭領の鳥井新左衛門が助六を阻んだ。一触即発のところを助けたのは、吉原一の揚屋三浦屋の揚巻だった。鳥井はかねてから揚巻を狙っていて、そのことを知っていた揚巻は、自分は助六と言い交わしたと嘘をつくが、これがほんとになってしまった。一方、嘆きのあまり身投げしてしまったお雪だったが、お雪を知らなかった助六と周五郎に助けられいろは横丁にやってきた。素性を知らない助六と揚巻の仲に何故か嫉妬するお雪。だがいよいよせきれい組の横暴が目に余り、時の老中土井は勘定奉行稲葉と協議するが、それを冷ややかに見るのは元大目付の意休。彼こそがせきれい組を使って旗本たちを支配しようとしていた、この事件の黒幕なのであった…。

花吹雪男祭り 
(C)東映
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