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女間者秘聞 赤穂浪士

47 Vendettas

1953(昭和28年)/4/1公開 128分 モノクロ スタンダード 映倫番号:936 
配給:東映 製作:東映

万人に親しまれた忠臣蔵の映画化で、当代の人気スターを網羅した東映京都の超大作。一力茶屋、山科の哀愁、南部坂雪の別れ、吉良邸討ち入り等々、恋人の為に自ら赤穂の間者となった一少女の姿を描いた巨篇。

女間者秘聞 赤穂浪士
(C)東映

ストーリー

桜花咲き誇る一力の庭に、今宵も酒に興ずる大石内蔵助がいた。溢れる熱誠を以て真意を求める村上喜剣も、力折れて大石を犬侍と罵り、去っていくのだった。そんな山科閑居と呼ぶ大石の住まいするところ、誠実の人・片岡源五右衛門にあやという娘がいた。恋人の間十次郎のため、吉良の屋敷に間者として向うのだった。そして、あやは名を千世と改めて、上野介の身近くで、挙動を探っていた。いよいよ機も熟し、大石は江戸出府を決して山科を出る。時に元禄15年10月7日。東海道を下り、箱根街道へさしかかるが、あに図らんや箱根宿にて皮肉にも真の立花左近が大石たちの行く手を阻む。これまでかと色めきだつ片岡源五右衛門ら浪士たち。だが、すべてを察した立花左近は、自らを偽者と名乗り、大石主従は無事江戸へ到着した。さて、浪士たちの関心は、討ち入りの夜に、上野介が在宅しているかどうかの一点に寄せられた。そして、千世は目前に控えた大事の決行日までに、何としても吉良家の見取図を手に入れなければなかった。その焦りから、間者であることを見破られ、上野介の前に据えられる千世。時恰も12月14日。雪がいよいよ激しく降りしきるなか、その夜、勢揃いした大石以下四十七人は、目指す松坂町へと向う。一方、千世は無惨にも上野介の好色の餌食となった己が身を苛んでいた。陣太鼓の響きとともに吉良邸に乱入してくる四十七人。激闘を数刻を経るものの、いまだ上野介を見つけられないでいた。焦る浪士たち。そんな中、瀕死の千世の姿を認める間十次郎は、千世の指差す先を見ると、果たしてそこは炭部屋だった。かくして、壮挙は相成った。晴れ渡った雪解けの町を、引き上げていく浪士たちを人々の喧噪が包み込んでいく。そして、踏み荒らされた吉良屋敷にひとり屍を横たえた千世の姿は、悲しい恋を訴えるように、哀れな美しさを湛えていた。

女間者秘聞 赤穂浪士
(C)東映
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