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曲馬団の魔王

1954(昭和29年)/1/3公開 84分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1224 
配給:東映 製作:東映

華やかな曲馬団の曲に乗って不気味に続く殺人事件の謎を片岡千恵蔵の当たり役・多羅尾伴内が快刀乱麻の名推理で解決するシリーズ第6作。

曲馬団の魔王
(C)東映

ストーリー

片目の運転手に扮して町を彷徨っていた多羅尾伴内は、キングサーカスの公演の最中、園池きみ子の不審な行動を注視した。彼女を乗せて帰る途中で怪しげな男の追跡を受け、伴内はきみ子から話しを聞く。彼女はかつて日賀田重義の夫人であったが、生まれた子の血液型が違うということで身の潔白を疑われ離縁されたという。サーカス団の子役マミーと日賀田の間に秘密があると目をつけた伴内は、奇術師天光斎を名乗ってサーカス団に潜入する。伴内はマミーの血を採取して密かに調べ、マミーがきみ子の実子であることを確認したが、その夜マミーの養母・直子の変死体が見つかる。警察は蛇使いの唖男赤沼を犯人と断定するが、伴内は誰かが赤沼のニシキヘビの仕業に見せかけたた殺人だと推察した。直子の夫・銀造は赤沼を恨み決闘を申し込むが、その夜、彼もまた殺されてしまう。そして赤沼も、一座から逃げようとしたところを殺されてしまった。現場に居合わせた伴内は赤沼の死体にあった文面を手がかりに高野病院を訪れると、五年前にきみ子と直子の出産が計画的にすり替えられ、その真相は当時の看護婦で今は日賀田家の女中山川ミツが知っていると聞いた。その頃、日賀田家では連日重義の後妻の浜子が執事や弁護士らと密談を交わしていたが、ある日ミツが突然自殺してしまう。それが殺人だと見抜いた伴内は、変装術を駆使して事件の真相にさらに近づいていくのだが…。

曲馬団の魔王
(C)東映

シリーズ

「多羅尾伴内」シリーズ(8)

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