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若者よ恋をしろ 

1954(昭和29年)/7/7公開 92分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1378 
配給:東映 製作:東映

永来重明と並木透の原作を映画化。大東京の空の下に夢と青春を求め、唄と恋とユーモア、機智と諧謔に、笑いと哀愁を混えた現代青年の微笑しい姿を爽快明朗に描いている。

若者よ恋をしろ 
(C)東映

ストーリー

東京のある町で、煙草屋の夫妻に可愛がられている下宿学生の深見君と今井田君は、揃ってTデパートの入社試験を受けるのだが、朴訥な深見君と二枚目風の今井田君はまるで対照的。しかも、専務令嬢の綾子さんの姿に見とれた深見君が入り口でスリに財布を掏られた事もあり、結局今井田君だけが合格となった。だが、二人の美しい友情と、役所に勤める氷川先輩に励まされ、今井田君はデパートに初出勤する。彼が配属されたのは希望していない配達係だったが、そこで京子さんと知り合いいい仲になるのだけれど、弥富専務の二号さんの駒秀姐さんが今井田君に惚れたらしく、誤解した京子と仲が悪くなってしまう。一方の深見君は弥富家の家庭教師になるのだが、そこであの綾子さんと再会。最初は恨みからけんか腰だった深見君だったが、男らしい深見君に綾子さんが惚れ始め、深見君も綾子さんの優しさに満更でもなくなった。恋の悩みにふける今井田君と恋を謳歌する深見君。さて、Tデパートの重役陣は役人様に接待の大攻勢。弥冨専務も駒秀姐さんに氷川先輩を誘惑させ、黄金入りの菓子箱を持ち帰らせようとする。ところが、駒奴姐さんと氷川先輩の妻の泰子さんが嘗ての学友だったことを知り、姐さんは氷川先輩から菓子箱を取り戻し、専務の家に返すことにした。だが折悪く、その場は深見君を社長秘書に抜擢しようとしていた時。専務はとっさに駒奴姐さんを深見君の愛人だとごまかしたことで、大騒動に…。

若者よ恋をしろ 
(C)東映
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