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爆笑天国　とんち教室

1954（昭和29年）/7/13公開　80分　モノクロ　スタンダード　映倫番号：1413　
配給：東映　製作：東映

NHKの人気ラジオ番組「とんち教室」を映画で再現。一粒飲めばどんな苦労もケロリと忘れる妙薬とんち丸。これを手にした二人組探偵が、効能を試そうと珍実験を敢行する。次から次への難題百出にどんな珍案愚答が飛び出すか？「とんち教室」のレギュラーメンバーたちも出演する爆笑喜劇。

ストーリー

安全銀行曙町支店にギャング団「鉄の顎」が金庫破りに入ったとき、金庫係の穴水三平と守衛の蟹山六郎、そして特殊タイムス社の社長兼新聞記者の特山種吉は、それぞれ愛好のとんち教室のラジオに夢中になっていた。これが原因で会社を首になった三平と六郎は東京に行くことに。そしてその後を、二人がギャングの一味と思い込んだ種吉が追う。東京の田村町にある娯楽デパート「QQQ（サンキュー）」の雑夫係に採用された二人は、喫茶部で働くゆき江に揃って一目ぼれ。だがゆき江は種吉の妹で、安全銀行本店の金庫係の丸山と恋人同士だった。そしてこのデパートこそ、「鉄の顎」とその情婦まゆみたちが潜む根城だったのだ。まゆみは芸者の白駒に変装して安全銀行の頭取と深い仲になって内情を探るが、不審に思った丸目はまゆみの後をつけて逆に「鉄の顎」に監禁されてしまう。三平と六郎はエレベーターで顔をあわせたまゆみを追い、種吉と、さらに正体を見破られたと思い込んだ鉄の顎一味は三平達の後を追う。追われた二人はＮＨＫのとんち教室の公開録音をしていたスタジオに逃げ込み何とか危機を脱した。アジトに攫われた丸目とゆき江を助け出した三平、六郎、そしてとんち教室の面々。一方いよいよ安全銀行の金庫から金を盗み出そうとする鉄の顎一味だったが…。