作品検索

作品紹介

犬神家の謎 悪魔は踊る

1954(昭和29年)/8/10公開 78分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1455 
配給:東映 製作:東映

「悪魔が来たりて笛を吹く」に続き、横溝正史原作の探偵小説を映画化。神秘の色に閉ざされた上那須高原の旧家犬神邸で、遺産相続をめぐって起こる謎に包まれた怪奇と戦慄の連続殺人事件を片岡千恵蔵演じる名探偵・金田一耕助が解き明かす。

犬神家の謎 悪魔は踊る
(C)東映

ストーリー

那須高原の旧家・犬神家の主人・犬神佐兵衛が亡くなり、十億円もの遺産相続を巡る遺言状が開封されることになった。巨万の富の行方を見守るのは、松子、竹子、梅子の佐兵衛の娘と、竹子の子である輔武と小夜子、梅子の子である輔智、そして同家に寄食する野々宮珠世という女性。さらに松子の子である輔清が外地から帰還してきたが、輔清は戦傷により二目と見られぬ容貌に変ってしまい、頭巾を被った異様な風体で現れた。遺産を巡る流血の争いを危惧した顧問弁護士・古館の秘書・若林は、私立探偵の金田一耕助に真相調査を求めたが、金田一が助手の白木と共に那須に現れた時、若林は毒殺されていた。そして遺言状が読み上げられるが、その内容は全財産を珠世に譲る事、その条件として珠世が輔清、輔武、輔智のうちの一人と結婚する事、それができないときは佐兵衛の私生児・青沼静馬に全財産の五分の二を譲り渡すという内容であった。そしてこの日から、犬神家の遺産をめぐる惨劇の幕が上がる。輔武と輔智が殺され、犬神家の周辺には謎の鳥打帽の男が出没する。果たして男の正体は?そして珠世の素性とは?青沼静馬はいずこに?やがて金田一の推理によって、悲しき真実が明らかになっていく…。

犬神家の謎 悪魔は踊る
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)