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旗本退屈男 謎の百万両

1954(昭和29年)/8/31公開 95分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1433 
配給:東映 製作:東映

道端で偶然に危難を救った角兵衛獅子の姉弟から越後加納藩に起こったお家乗っ取りの陰謀を知ったご存知退屈男・早乙女主水之介が、欣喜雀躍で腰巾着の空っ風の文吉を従えて越後へと乗り込むが…。市川右太衛門の十八番「旗本退屈男」のシリーズ第16作。

旗本退屈男 謎の百万両
(C)東映

ストーリー

御存知天下御免の三日月疵の旗本退屈男こと早乙女主水之介。ぶらりと江戸を発って上州街道を一人暢気に歩いている。その主水之介を追うのは夕月のお妻という色気たっぷりの女。さて、越後の加納藩、水久保甲斐守の家老・山之部外記の一行がお国帰りの道中、角兵衛獅子の姉弟が一行を短銃で狙うも仕損じて追われ、危ういところを主水に救われた。興味を示す主水。姉弟は名を田崎三穂・辰馬といい、父親は加納藩の江戸詰家老であったが、御家乗っ取りを謀る山之部外記に暗殺され、一家離散の憂き目にあったという。城主の甲斐守は外記に毒を盛られ不具の身となり、一人娘の冬姫も押し込み同然で、姉弟が父の仇をとり、主家の安泰を図ろうとしていたのだ。早速越後に向かう退屈男。一方、お妻は外記の一行に取り入るが、実はお妻は老中松平信濃守の命を受けた幕府の女隠密だったのだ。だが、次第に主水に引かれるお妻、そして退屈男はとっくにその正体に気付いていた。さらに主水をつける外記の腹心の遍路僧・淨海和尚もお妻の正体を見破った模様。主水は道中師空っ風の文吉を味方につけ、外記の動向を追うが、ふとした油断から三穂は外記に捕らわれてしまう。しかも、外記の別荘がある佐渡への渡航が既に封じられていた。城中に乗り込み、船を出すことに成功する主水之介一行。その頃佐渡では、好色の外記が冬姫を狙い、さらには水久保家に伝わる宝石塔の黄金を手に入れようとしていたのだ…。

旗本退屈男 謎の百万両
(C)東映

シリーズ

「旗本退屈男」シリーズ(20)

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