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快傑まぼろし頭巾 

1954(昭和29年)/9/28公開 87分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1492 
配給:東映 製作:東映

時は明治維新、横浜の異人街を舞台に新火薬製法図をめぐって起る官軍と幕府の火花散る暗闘の渦中に、勤皇姉弟を守ってまぼろしの黒頭巾が得意の六変化で大活躍を繰り広げる。「快傑黒頭巾」に続き大友柳太朗主演で放つ白刃縦横の娯楽時代活劇。

快傑まぼろし頭巾 
(C)東映

ストーリー

維新前夜。鳥羽伏見の戦いに敗れた徳川幕府は、薩長軍に対抗するために伊豆山中に篭る科学者・香川春山が発明した強力火薬に目をつけた。だがその火薬は薩摩の島津家からの支援により発明されたものであり、既に薩摩藩士益満休之助らが製法図を受け取りに伊豆に向かっていた。それを知った幕府の陸軍副総裁松平太郎は、弟主税らに動静を探らせた。だがある日、江戸城に呼ばれた春山は、火薬の秘法を問われるも、島津への恩義を守り明かさなかったため、幕府と結託する武器商人ウィルソンの商館に監禁された。春山の娘の雪江は、神出鬼没のまぼろし黒頭巾の忠告に従い製法図を隠して弟の勘太と共に占い師天明堂の家に匿われる。流しの月琴引きに化けてウィルソンの館に忍び込んだ黒頭巾だったが、雪江は主税の部下の紋吉によって既に捕まっていたことを知る。勘太は雪江を助けようとしたところを紋吉に発見されるが、天明堂に救出された。だが黒頭巾の活躍にも関わらず、ウィルソンは雪江から火薬の製法図を奪い取り、製造を始めようとする。その商館に住むインド人パール、その正体は黒頭巾であった。しかし、ウィルソンの妾のお新は、雪江の守り袋を見て、春山こそ若い頃に芸者であった母を捨てた父であると知る。お新は母を捨てられた恨みと雪江を人買いに売ろうとしてしまう・・・。

快傑まぼろし頭巾 
(C)東映
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