1955(昭和30年)/3/6公開 50分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1653
配給:東映 製作:東映
月下の大江戸を血で彩った二つの美女殺害事件、贋造小判をめぐる肌寒い殺気と狂乱の魔手に脅える小町娘を守る南町奉行・大岡越前守の颯爽明快な活躍を描く。
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江戸の両替商・近江屋の女中おはつが斬殺された。南町奉行の大岡越前守は近頃大量の贋造小判が流通している状況とこの殺人事件に関係があると踏んで、背後関係の調査を奉行与力小川欣吾に命じた。近江屋は大番頭の幸蔵にそそのかされて、金座改役の藤尾銀兵衛や勘定奉行の高垣備前守らと結託して贋造小判を流していたのだ。だが、気の弱い近江屋は、おはつ殺害事件によりこの件から手を引こうと焦るが、幸蔵は更に大掛かりな仕掛けを目論む一方、近江屋の一人娘まゆみをも手に入れようとしていた。幸蔵にはおきょうと言う情婦がいたが、幸蔵がまゆみに横恋慕していることに嫉妬し、事件の密告を口実に幸蔵を脅迫した。すると幸蔵はおはつ斬殺を依頼した浪人におきょうを殺害させる。相次ぐ殺人に越前守は欣吾に下手人捕縛を命じ、欣吾は川船の船頭に変装して備前守、銀兵衛、幸蔵等の密談を聴取しようとするが、幸蔵に見破られて水中に突き落とされてしまった。奉行所が自分達に目をつけていると危惧した一味は近江屋を亡き者にし、罪を被せようと動き出す…。
「大岡政談」シリーズ(3)