1955(昭和30年)/6/7公開 53分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1831
配給:東映 製作:東映
雑誌「明星」に連載されて圧倒的な人気を呼んだ山川惣治原作の冒険小説を映画化。大東京の中心で突如発声した殺人事件を発端に、時価一千万円と言われる美しい宝石をめぐり、街の人気者・中野源治たち三人組がギャング団相手に活躍するシリーズ第二篇。
卵売りのすみ子の悲鳴で警官が駆けつけ、源治は難を逃れた。源治の闇討ちに失敗したギャング団は首領Xから宝石の奪還を厳命され、三村は子分の鉄と辰に源治襲撃を命じた。源治は五郎のパチンコ屋に隠れ住み、すみ子は源治の口入で紙芝居屋の長さんのもとで働くことになった。だがすぐに源治の居場所がギャング団に知れ渡り、源治は鉄と辰相手に大乱闘を繰り広げる。ギャング団との対決を決意し、五郎と共に再びルリ子の家を訪れると、ルリ子は三村と出かけていくところであった。二人の後を追う源治たち。ところがその一方で、源治の留守中にパチンコ屋に忍び込んだギャング団のまゆみは、宝石の包みをまんまと奪い去ってしまった。すみ子と義雄、そして長さんは源治が向かった川岸の倉庫に駆けつけるのだが、源治と五郎は三村に監禁されたルリ子を助けようとして逆に捕まってしまっていた…。