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トランペット少年

1955(昭和30年)/7/26公開 45分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1855 
配給:東映 製作:東映

エジンバラ国際映画祭優秀映画賞受賞の傑作。美しい田園の中の純真素朴な小学生達が、新任音楽教師の情熱あふれる指導のもと、音楽の美しさ・すばらしさに目覚める様子を描いた感動作。

文部省特選

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スタッフ

監督:
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音楽:
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照明:
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編集:

ストーリー

東北の片田舎の、京太が通う小学校に若い男の先生が赴任してきた。音楽を担当するその上田先生は、京太が浪花節をうなっているところを見つかって最初にカミナリを落としたことから、京太は「雷先生」とあだ名をつけた。純真な子供たちに音楽の美しさと楽しさを教えたいという希望に燃える上田先生だったが、生徒達が口ずさむのは卑俗な流行歌ばかり。音楽室も雨漏りだらけで、古ぼけたオルガンも壊れて放置されている有様だった。最初は上田先生の情熱に耳を傾けなかった村人たちだったが、ある日やってきたサーカスの楽隊が奏でる「天然の美」の調べに心奪われ、村はこの真似をする人々で大騒ぎになった。その光景を見た上田先生は、押入れに放り込まれていたトランペットを取り出し、子供たちに聞かせた。子供たちは次第に音楽に夢中になり、自分たちで楽器を作るほど熱心になっていく。だが京太だけはその仲間に入ろうとせず、反抗的な態度を取り続けた。だがある日、京太は黒板に「雷先生の歌」を落書きしたら、上田先生はそれに曲をつけてみんなで歌い始めた。京太はこれに感動し、以後熱心にトランペットを習うようになった。そんなある日、先生から借りたトランペットをいつまでも吹き鳴らす京太に怒った父親が、勢いでトランペットを折り曲げてしまった。雨の中を思わず飛び出してしまう京太だったが…。

トランペット少年
(C)東映

受賞歴

エジンバラ国際映画祭優秀映画賞

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