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名君剣の舞

Standing Alone

1956(昭和31年)/2/11公開 73分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2100 
配給:東映 製作:東映

七万石の御家騒動の渦中に孤立する若き名君を中心に、彼を助ける美貌の妹・雪姫をはじめ、恋人で腰元の浪江、果ては珍無類のお伽衆の面々が大活躍を繰り広げる。

名君剣の舞
(C)東映

ストーリー

野州喜連川七万石の当主・英直は、その若さにも似ず、領民の尊敬を一心に集める名君であった。それも妹の雪姫や腰元の浪江、その肉親である忠臣家老・簡野三左衛門と息子の重三郎、さらに慌て者の名医・丹庵やお抱え相撲取り・花の山、めっぽう鼻の利く無斉に早耳の呂春ら茶坊主たちなど、周りで英直を慕うものたちの協力があってこそだった。だが、そんな名君の座を狙い、命すら狙う影も潜んでいた。既に世継ぎを宿した奥方が毒殺され、英直自身も狙撃を受けているのだ。これは御家横領を企む叔父の喜連川節叟とその息子・周馬が仕掛けたことであった。そして遂に英直は節叟一派の仕掛けで天守閣途中の階段から転落、重傷を負ってしまう。節叟は三左衛門を取り締まり不行き届きで失脚させると周馬らを要職につかせて足場を固めていく。ここに及んで、とうとう英直は正気を失い、廃人同様の惨めな姿になってしまう。節叟は周馬を雪姫と結婚させようと企むが、周馬は誤って雪姫を殺してしまう。更に節叟は、城外に隠れていた三左衛門一家を襲撃して斬り殺し、失踪した英直の代わりに家督相続を発表する。そしてだんじり祭りの日がやってきた。節叟は最後に祭りの能舞台で英直の暗殺を計画していたのだが…。

名君剣の舞
(C)東映
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