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野口英世の少年時代

1956(昭和31年)/2/25公開 50分 モノクロ スタンダード 映倫番号:E1383 
配給:東映 製作:東映

人類の幸福のため、遠くアフリカの地で生涯を閉じた野口英世の少年時代を描く。

文部省特選

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ストーリー

明治二十二年の春。猪苗代湖畔に在る三ツ和小学校では、卒業試験が行われていた。試験官の一人、高等小学校の主席訓導である小林先生は、身なりは貧しくも不屈の面構えをした少年に目を向けた。左手を隠しながらも、物怖じしない態度で質問に正確に答える少年・野口清作に感心した小林先生は、その左手が三歳のときに受けた火傷で指が癒着してしまったことを打ち明けられ、清作少年を深く心に刻み込んだ。その後、清作と清作の母・しかは小林先生の家を訪れる。小林先生は、貧乏のために学問が出来ないという清作のために、高等科へ進学させるための援助を申し入れた。そして高等小学校へ入学した清作だったが、小学校時代に不自由な左手のことで虐められた恐怖から、ここでも左手を見られまいとして、級友たちにからかわれてしまう。だが、次第に明晰な清作は級友たちにも認められ始め、やがて郡の教育主任が出す質問にただ一人答えるようになり、主任の激励を受ける。だが、望んでいた教員への道が、その左手ゆえに難しいといわれ、思い詰めた清作は、理科室で自分の左手を切り開こうとメスを振り上げる…。

野口英世の少年時代
(C)東映
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