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水戸黄門漫遊記 人喰い狒々

Travels of Lord Mito Pt.9

1956(昭和31年)/8/15公開 61分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2340 
配給:東映 製作:東映

おなじみ黄門様ご一行が、スリルとサスペンスの中に描く『水戸黄門漫遊記』シリーズ第9作。黄門様の太刀さばきや格さんの空手チョップなど、アクション性を追求した異色の展開が見どころ。

水戸黄門漫遊記 人喰い狒々
(C)東映

ストーリー

怪描騒ぎも一段落し、ちょっと息抜きと信州七日市に足を伸ばした黄門様一行だったが、そこでも怪事件が起きていた。何でも、甲武信権現の怒りで人喰い狒々が現れ、怒りを沈めるために三日に一度、若い娘が生贄に出されているというのだ。一行が泊まった茗荷屋の娘に白羽の矢が立ったことを知った黄門様は、主人宗右衛門を説き伏せて自らが身代わりとなって甲武信権現へ向かうが、結局何事も起こらなかった。だが、戻ってみると宗右衛門一家が惨殺されていた。実はこの事件は天幻教の教祖・お源と、城主・前田丹波守の忠臣・棚倉重四郎が絡んでいたのだ。丹波守は重い病に侵されており、愛する千草姫からも結婚を拒まれていた。そのため、丹波守の身を案じる重四郎が天幻教に資金を供給する代わりに、お源に若い娘を浚わせて、病に効くとされる娘の生胆を丹波守に内緒で服用させていたのだ。お源は甲武信権現の名を騙って生贄を集め、従わぬものは大狒々の太郎に襲わせていた。助さん格さんらの活躍でその悪行を知った黄門様は、丹波守と対決。真実を語られた丹波守は家臣の罪の許しを請い、自らは仏門に入ると誓った。ところが生贄の白羽の矢が、事もあろうに千草姫に立ってしまう…。

水戸黄門漫遊記 人喰い狒々
(C)東映
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