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若獅子大名

The Lion Lord

1957(昭和32年)/1/29公開 50分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10020 
配給:東映 製作:東映

紀州松平家の陰謀に、奸臣の刃に追われた美女小萩が遺した竹若丸は、長じてお家の大事を救わんと氷刃渦巻く東海道を江戸への旅に出立する。

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ストーリー

徳川御三家筆頭、紀州家の嫡男松平長福に将軍綱吉の娘・鶴姫が輿入れすることになった。婚約成立の暁には将軍家を後ろ盾に国元家老・安藤帯刀を退けて紀州家五十万石を意のままにしようという家老・水野土佐の計略だった。しかし長福には相愛の腰元・小萩がおり、小萩はすでに懐妊。帯刀は政略結婚が破綻に終わったこと、小萩に横恋慕していることから露骨な動きを見せる。危険を感じた長福は剣の達人・上田益之進を護衛に小萩を実家の京都へ送った。証拠の脇差と墨付を携えて江戸を発った小萩らを刺客・佐々木が追う。益之進はこうした事態を事前に考え、京へ向かうと見せかけて隠遁。小萩は有馬温泉で竹若丸を生んだが、佐々木が隠れ家の百姓屋をを突き止めた。裏山伝いに京への逃げ道を教えて小萩母子を逃がした益之進は単身敵を迎えて奮戦したが斬られ、小萩も竹若丸を子守のおきちに託して果てた。それから幾星霜。丹波と山城の国境に近い山郷。今は青年に成長した竹若丸は石州浪人広瀬軍太夫に剣術を習い、さらに武者修行の旅に出ようとしていた。それに先立ち、竹若丸は今は亡きおきちが残した油包みを開き、自身が紀州家の若殿であることを知る。軍太夫は父の顔を知らずに育った竹若丸を不憫に思い、また、一層修行を積ませて晴れて紀州家に帰らせたいと思った。そこで京都で道場を開く友人に竹若丸を預け、修行を積んだ竹若丸はついに江戸を目指した。しかし、刺客の銃口が竹若丸を狙う!

若獅子大名
(C)東映
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