1957(昭和32年)/12/8公開 52分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10400
配給:東映 製作:東映
伏見扇太郎、尾上鯉之助の魅力コンビが、莫大な砂金の行方を巡って巻き起こる怪事件の数々を、明確な推理と、逞しい勇気で解決していく竜虎捕物陣の第二弾。
初春の賑わいに沸く浅草。目明し・十文字屋虎吉は、子分の三太と浅草観音のお参りに出かけた。その途中、奥女中風の女が、自分がお供をしていたお嬢さんの行方を浪人に尋ねている光景を見かけたが、そのやり取りの間に武士が介入し、奥女中を連れて行ってしまう。なにやら不穏な匂いがすると虎吉は武士と奥女中の後をつけ、三太は浪人の後をつけることに。そして虎吉が辿り着いたのは旗本・島原右内の屋敷であり、行方不明になったのは右内の娘・美代だったのだ。一方、三太は浪人たちに捕まってしまい、早川竜太郎に救われる。その夜、今度は旗本・大橋采女正の所から娘の勝代がさらわれたという。竜太郎は勝代をさらった賊が残した小柄を見つけた。右内と采女正は共に甲州狐ヶ嶽を領地として、狡猾の噂が高い悪旗本であると判明。その狐ヶ嶽には白狐党という野武士の集団がいるという。そしてこの狐ヶ嶽には、莫大な砂金が埋蔵されているという噂があった。この砂金を巡る陰謀が、怪事件の引き金のようである…。