作品検索

作品紹介

少年三国志 第二部

Kingdom of Youth Pt.2

1958(昭和33年)/5/27公開 55分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10639 
配給:東映 製作:東映

激動波瀾の前作に続き、尼子の遺臣山中鹿之介が、関羽、戸張、諸明などの助力を得て、宿敵毛利勢を壊滅するという剣と恋の冒険時代劇。

少年三国志 第二部
(C)東映

ストーリー

「憂きことのなおこの上に積れかし、限りある身の力ためさん」三日月をあおぐ山中鹿之介の鞭打つ誓いの言葉であった。尼子勢が桃畑村に居住する事は暴威をふるう毛利氏の前に自滅を待つ様なのもである。孫四郎と照姫は飛太郎に連れられ海路を落ちのび、鹿之介と大蔵らは陸路をとり苦難の旅へ出た。雄図と覇気にあふれる雄藩に、打倒毛利の後ろ盾を頼ろうという計画だった。が、いずれも毛利勢を慮って援助の手を差し伸べてはくれなかった。京の都、孫四郎らは東福寺にかくまい、鹿之助達の遅い到着を待ち受ける飛太郎の姿があった。人待顔の飛太郎の目前に、酔っ払い武士の一団が、折から通りすがった女乗物へ欲望をたぎらせて襲いかかった。単身暴漢の群れに飛び込む飛太郎、それを援護するのは折良く到着した鹿之介達だった。鹿之介らに救われた女乗物の主は朝廷にあって、その人ありと知られた錦小路光朝卿の娘、光姫だった。光姫のお礼心から鹿之介達は光朝卿お前面的な力添えを受ける事になった。更に東海の雄、織田信長とも手を握り宿願の達成に拍車をかけるのだった。鹿之介は己の双肩に託された尼子家の再興の悲願、そして戦火に焼き尽くされ様としている国中の人々の救済の任の重さを痛感してふるいたった。鹿之介は比叡山の奥に軍学者諸明源太兵衛を訪ね、出馬を切願した。源太兵衛は彼の熱意と誠意に動かされ出馬を約束した。時は来た・・・。

少年三国志 第二部
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)