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怪猫からくり天井

Feline Spirit

1958(昭和33年)/6/29公開 72分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10721 
配給:東映 製作:東映

藩主の短気から手打ちになった囲碁師匠の愛猫が、妖怪と化して藩主を責めさいなむというおなじみ佐賀怪猫伝を、化け猫スターの元祖・鈴木澄子が演じる本格的怪異篇。

怪猫からくり天井
(C)東映

ストーリー

佐賀36万石、鍋島家の囲碁師匠を勤める竜造寺又七郎は、対局中に藩主肥前守の怒りを買って手討ちにあう。母・秋篠は鍋島家を呪いながら自害した。竜造寺家も断絶になろうとするが肥前守の寝室に怪猫が現れる。秋篠の霊が又七郎の愛猫に乗り移ったものだ。又七郎の亡霊と一緒に夜な夜な現れて城内は大騒ぎ。さて同時に分家鍋島豊後守を立ててお家乗っ取りを企む秋沢筑後家老一味も暗躍する。怨霊退散を祈る又七郎親子の法要が営まれて肥前守は病気から回復するが本復祝いの席でまたも怪猫が現れる。お家大事と秋沢家老に対抗する小森半左衛門が斬りつけるが、怪猫は肥前守の愛妾お小夜の方をさらって逃げた。お小夜の方は肥前守に召しあげられた又七郎の許婚である。肥前守はついに発狂し、座敷牢に監禁。これを機に秋沢一味は連判状を添えて豊後守の息子竹三郎の相続願いを江戸表へ託したが、小森らに奪い取られた。怪猫の怨霊はお小夜にまで乗り移り、城内へ舞い戻ったが、護衛の小森大助が肥前守を座敷牢から連れ出して不動山に逃げる。怪猫はお小夜の姿のまま不動山に現れて肥前守を招き寄せるが白竜阿闍利の法力で怪猫の本性を表す。一方、城内は元城主・肥前守派の小森らと分家豊後守を押す秋沢らが対立、そこへ白竜禅師のおかげで正気を取り戻した肥前守が帰城。善悪入り乱れての大乱闘になる。ここへ突如、怪猫も乱入する!

怪猫からくり天井
(C)東映
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