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不知火小僧評判記 鳴門飛脚

The Envoy

1958(昭和33年)/9/16公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:10837 
配給:東映 製作:東映

江戸評判の侠盗不知火小僧が、草鞋をはいた東海道で、極悪非道の阿波藩を向こうに廻し、意地と啖呵で大暴れ。颯爽橋蔵の魅力溢れる痛快無類の道中記。

不知火小僧評判記 鳴門飛脚
(C)東映

ストーリー

捕物小町と噂も高い五軒町のお豊ちゃんは川崎大師へお参りした途中、役者とも見まがう粋な旅人から付文を渡された。その旅人は襲うのは大名屋敷か強欲商人ばかり、しかも盗んだものは貧乏人にスッパリ与えてしまう上にいい男という、不知火小僧の新三だった。お豊がその手紙を胸ときめかせて読むと、「あなおそろしや、女目明し、尻に帆かけてシュラシュシュシュ」と書いてあり、人一倍勝気なお豊は子分の鉄蔵を伴い、その足跡を追って旅に出た。江戸落ちの道中に出た新三は、目の前で三人連れの深編笠の武士に父を斬られ、父の亡骸に取りすがって泣く娘お夏を侠気から見過ごすわけにはいかない。泣きすがるお夏の手を取って、妙な取り合わせの子連れ旅が始まった。お夏の父、大阪商人阿波屋の番頭彦七は借金のカタに阿波の藍玉売りの権利書を三人連れに奪われたのだ。新三はお夏のために権利書を奪い返そうと決意する。一方、お豊は鉄蔵と喧嘩別れをして一人旅。その道中、悪雲助に襲われるがそこを新三に救われる。お夏を幸せにしてやれるその日まで見逃してくれ、と頭を下げる新三の侠気に、お豊は心を動かさずにはいられなかった。かくして、新三、お夏、お豊の三人旅が始まった。ここで面白くなかったのは、江戸から恋しい新三を追ってきた巾着切、まぼろしのお六姐さんだ。かくなる上はと阿波藩士の懐を狙いだすが、その懐には例の権利書があった・・・

不知火小僧評判記 鳴門飛脚
(C)東映
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