作品検索

作品紹介

あばれ大名

The Unleashed Lord

1959(昭和34年)/2/10公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11068 
配給:東映 製作:東映

豊臣倒れ、家康が天下を掌握して間もない頃、家康の権勢におもねる諸大名の中にあって、僅か一万石の小大名乍ら、此の権力に対抗する風雲児前田慶次郎の痛快篇。

あばれ大名
(C)東映

ストーリー

家康が天下を掌握して間もない頃、加賀百万石の藩主・前田利家は外様大名取潰しの風説に脅え、家康の顔色を小心翼々として窺っていた。だが甥の前田慶次郎は徳川の権力に屈せぬ気骨ある男だ。利家は慶次郎の言動が家康の怒りに触れる事を恐れ侍女・浅茅を身辺の監視役に当てていた。が、浅茅とて女、慶次郎に心を奪われていった。家康大阪城入りの日。歓迎の為やって来た諸国の大名に交って、一万石の微碌取りの慶次郎も姿を見せていた。それを知った利家は驚いた。その無礼講の宴席上、康次郎は狸親爺と云われる家康の面前で狸おどりを踊りながら歌にかこつけ諸大名をののしり、更に碌高返上を言明して立ち去った。この折恥をかかされた大名・加藤嘉明は刺客を送った。慶次郎は彼らを手玉にとり、生き残りを数珠つなぎにして加藤邸に送り返した。加藤の短気な行動に本多佐渡守はほくそ笑んだ。本多は家康より加藤嘉明の松山四十万石、前田利家の加賀百万石の取潰しを命ぜられ、その恩賞に百万石を貰うというお墨付を持っていたのだ。本多は加藤の重臣・青江を殺させ、慶次郎の仕業と見せかけ、一方加藤の名を語って慶次郎にも決闘状を送った。加藤は利家の邸に慶次郎ありという偽の報を信じ、兵を起こして前田邸に打って出た。利家も止むを得ず兵を集めた。ここが本多の狙うところ、両家に謀反ありとして二人を捕えた。慶次郎は本多の計略を知り、浅茅らに本多邸の内部を探らせた・・・。

あばれ大名
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)