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あばれ街道

Turbulent Highways

1959(昭和34年)/3/25公開 91分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11159 
配給:東映 製作:東映

三州一の人気者で、舞台の名は三河団十郎、又の名を清次郎と、役者とやくざの二道かけた右太衛門が、芸と男の意地から辿る一本刀の花道街道股旅篇。

あばれ街道
(C)東映

ストーリー

日本一の江戸役者、七代目市川団十郎は東海道初上りで知立の宿を通りかかった際、土地の人気役者三河団十郎と一悶着起こした。しかし、お互い気風のよさに惚れ合い、一年後団十郎が上方から引き上げる際、舞台の上で勝負することを約束した。三河団十郎はお藤の涙を後に芸修行のために旅に出た。密かに喜んだのは今まで団十郎に抑え込まれていた権次だ。権次は早速、お藤を手篭めにしようとしたが、失敗し逐電する。一方、旅を続ける団十郎は、弟の竹三郎の悪い噂を耳にし故郷に向かう。この団十郎はもとをただせば本名を清次郎という豊川の侠客佐野屋一家の長男坊だが、弟の竹三郎に一家をゆずるために家を飛び出した身の上だ。竹三郎は土地のやくざ御油の大五郎が背後で糸を引く芸者〆蝶の手管によって骨抜きになっているというのだ。清次郎は〆蝶に会って詰問したが、〆蝶は竹三郎を心から慕いながら、大五郎との悪縁を断ち切れずに悩む哀れな女だったのだ。清次郎は〆蝶にほとぼりが冷めるまで竹三郎と一時手を切らせて土地を去る。しかし〆蝶が寝返ったことを知った大五郎は、〆蝶を殺してその罪を清次郎に着せ、弟の竹三郎も殺してしまった。やがて、市川団十郎との約束の一年目を迎えた。決戦の若宮座の舞台では、凄まじい気迫を込めて清次郎が踊っていた。万雷の拍手と共に幕が降りると、それを待っていた大五郎一味が長脇差を閃かして踊りこんできた・・・

あばれ街道
(C)東映
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