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怪談一つ目地蔵

Mysterious One-Eyed Jizo

1959(昭和34年)/7/14公開 66分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11292 
配給:東映 製作:東映

一つ目地蔵の傍に捨てられた孤児が、美人水芸師に成長し、命を賭けて惚れた男に捨てられ惨殺される。その夜かぎり亡霊となって限りない怨みを果すという鬼気迫る怪談映画。

怪談一つ目地蔵
(C)東映

ストーリー

盗人・伝蔵は、仕事の前に赤ん坊のお浪を古池べりの一つ目地蔵の前に捨てたものの、忍び込んだ間柄家で少年・京之介に刺されて果てた。20年後、御家人・間柄京之介は江戸で評判の水芸師・小浪太夫を手なずけた。彼女こそお浪である。お浪も京之介に胸を焦がしていた。その京之介が20年前に父・伝蔵の命を奪ったことも知らずに。だが、京之介は色と欲に動かされて、お絹にぞっこんとなる。狂乱したお浪は昔と同じ古池にやって来ると恨みを残して水面に沈んでいった。同じ頃、お絹を抱いていた京之介は、突如障子に水がかりのお浪の姿を見る。さらに古池で、水面に映る恐ろしいお浪の顔を見た京之介は祟りに身震いする。呪いは京之介だけでなく、その周りの者にも及んだ。消えては立ち、斬れば笑うお浪に疲れ果てた京之介はいつしかお浪の姿を求めて死の池へと向かっていた・・・。

怪談一つ目地蔵
(C)東映
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