作品検索

作品紹介

はやて紋三郎

Wind Crest

1959(昭和34年)/7/22公開 69分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11322 
配給:東映 製作:東映

四年ぶり故郷の土を踏んだ上州鉄火の旅鴉が、父の仇、良民の敵の悪ボス一味を相手に、痛快胸のすく長脇差さばきで暴れ廻るという、凄絶赤城も曇る股旅痛快篇。

NO IMAGE

ストーリー

上州倉賀野一帯に根を張る島村の岩蔵一家は、悪徳絹商人山権と組んで土地の絹市を独占していた。江戸から来た絹商人金杉屋十兵衛と娘のお美也も一味に絡まれていたところを、若い旅がらす・はやての紋三郎に助けられた。紋三郎はこの土地の絹問屋の息子だったが、4年前に家を飛び出して以来、渡世人となって久々に故郷に戻ってきたところだった。だが、彼の父重右衛門は去年の暮れに何者かに崖から落とされて非業の死を遂げていた。岩蔵の非道に苦しめられた村人達は、僅かな望みを紋三郎に託し、紋三郎もまた義憤に燃え、一味に挑戦することを決めた。まずは金杉屋と組んで、岩蔵たちが繭を安値で買い叩くのを防いだ。だがその金杉屋も、島村一家の長九郎らによって道中を襲われあえない最期を遂げてしまう。お美也の仇討ちを誓う紋三郎だったが、その時父の死を初めて知り、幼馴染のお染の制止も聞かず、山権の家に押しかける。そこで金杉屋印のついた絹は見つけたものの、父を殺した証拠となる銀しぼりの煙管は見つからなかった。煙管は岩蔵が持っていると知った紋三郎だったが、長九郎一味に囲まれ、乱闘の末に崖下に転落してしまう…。

はやて紋三郎
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)