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浪曲國定忠治 赤城の子守唄

Red Castle Lullaby

1960(昭和35年)/4/5公開 58分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11687 
配給:東映 製作:東映

名月赤木山の決闘、勘太郎子守旅など名場面をふんだんに盛り込んだ、ご存じ国定忠治の活躍を、松原佳成の脚本のもとに冬島泰三監督が、浪曲師・玉川福太郎と二葉百合子の名調子に乗せて描いた浪曲時代劇の決定版。

浪曲國定忠治 赤城の子守唄
(C)東映

ストーリー

赤城の山の麓に連なる上州百ヶ村の村々は、凶作と土地の代官・松井軍兵衛の圧政に押しひしがれ、その生活は悲惨を極めていた。国定村の代貸国定忠治は村人たちの窮状を救うため、日光の円蔵、板割の浅太郎、清水の頑鉄、三ツ木の文蔵ら乾分を引き連れ代官所に殴り込みをかけた。一揆――それはそのまま死罪に通ずる道ではあったが、忠治には悪政を見逃すことはできなかった。忠治が軍兵衛を倒すと、代官所の米倉は百ヶ村の村人たちの生活を潤した。一年後、関八州の捕手に追われた忠治一家は赤城の山中に立て籠もっていた。それに対し中山清一郎総指揮は麓の村々を監視し、忠治と村人たちの連絡を妨げようととする。どさくさに紛れて山を下りた忠治は、久々に碇床屋の若主人・勇次郎の冴えたかみそりさばきでウサを晴らし、勇次郎の妹・お里と浅太郎の初々しい恋を守り続けたいと願う。しかし夢は束の間、迫りくる殺気に気づいた。麓茶屋の亭主・仁兵衛が懸賞金欲しさに、一人娘お千代の恋人である忠治を代官所に売ったのだ…。

浪曲國定忠治 赤城の子守唄
(C)東映
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