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照る日くもる日 

Bright And Cloudy Days

1960(昭和35年)/4/26公開 73分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11699 
配給:東映 製作:東映

里見浩太朗、近衛十四郎、黒川弥太郎の三大スターの顔合わせを総天然色で描いた、闘魂情熱を哀歓の中に彩る激動の大剣戟篇。波瀾の維新前夜に若き情熱と闘魂を革命に捧げた勤皇志士の活躍を、激流に渦巻く人間模様の中に描いた痛快時代劇ドラマ。

照る日くもる日 
(C)東映

ストーリー

幕末の江戸。幕府の権威を失墜させ、騒乱の渦を起さんと勤皇御用盗団を組織して暗躍する志士・細木新之丞らに対し、旗本八千石・加納八郎は血盟団を組織してその行く手を阻んだ。新之丞の前に立ち塞がったのは宋十郎頭巾の侍、一刀流指南・岩村鬼堂。刃を合わせて同時に驚く二人。二人は、一子年尾を愛弟子にもつ程の心の友であった。新之丞を救わずにはいられなかった鬼堂は、加納の非情の抜き打ちに朱に染まる…。深手を受けた新之丞はかつて年尾に受けた恩を忘れない女賊・白峰のお銀の機転に救われて我が家に辿り着いたが、年尾に一通の密書を託して息を引き取った。細木邸から火の手があがる。「お許しください。これがせめてもの父上のお葬いです。」年尾の頬を伝わる涙に赤い焔が映る。年尾は父の遺言に従い、大道易者・白雲堂に密書を届ける。彼こそ勤皇派の闘将・結城一郎太の世を忍ぶ姿なのだ。年尾と一郎太を乗せて加納邸の水門を目指し静かに進む小舟。倒幕に尽くす誓いも新たに、新之丞の身代りに捕えられているお銀を救おうと決意も固い二人である。同じ頃、お銀を救い出すべく別の一団も邸の裏庭に紛れ込んでいた。雲切り竜右衛門の率いる盗賊団だ。小舟は渦巻く水流を木の葉のように漂いながら、地獄の穴のように暗い水門の中に吸い込まれていった…。

照る日くもる日 
(C)東映
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