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新諸国物語 黄金孔雀城 完結篇

Golden Peacock Castle:Last Episode

1961(昭和36年)/4/18公開 55分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12189 
配給:東映 製作:東映

妖術の総攻撃のために別れ別れとなった正義の若者達が、若き戦国武将の友情に救われたりしながら、今や執権職を奪い取った権太夫に向かって総攻撃を敢行。痛快白熱の大奮闘を展開する。人気青春スター総動員の黄金時代劇堂々の完結篇。

新諸国物語 黄金孔雀城 完結篇
(C)東映

ストーリー

黒冠者、火打丸、左文字ら一同に向かって、権太夫の軍勢が矢の雨を降らせ、まさに襲いかかろうとしたとき、伝令が駆けつけ、弾正の名声を伝えた。権太夫は、直ちに軍をひきいて代官所に引き上げ、一堂は危機を脱したが、この時すでに左文字は風の如く代官所に先廻りし様子を探っていた。左文字の聞き出したところでは、弾正は将軍の兵が謀叛軍鎮圧のため出揃っているのを機に、一気に将軍を倒し、天下をわが手中に収めんと、権太夫の軍勢っを呼び戻したものだった。一方左近、紅菊たちは、激浪にもまれたあげく、海岸に打ち上げられたが、奇跡的に命をとりとめ、漁師源左衛門一家に助けられた。源左は南国丸に乗って琉球に渡り、黄金孔雀城を見たことのある男だったが、権太夫に南国丸を奪われたと左近らに語る。この頃弾正は、権太夫と共に都を荒らしまわり、将軍の御所を襲撃、一方では玄九郎、竜神太郎、たたり姫を人恋山へ向かわせ、黒冠者らを一挙に倒そうと計った。玄九郎らは、左近、又四郎、紅菊、黒兵衛に姿を変え、人恋山に乗り込むが、時雨丸の法力に見破られ、たたり姫は黒冠者の正剣に斬り倒された。
しかも、たたり姫から左近の宝刀を取り返した一同は、都の民衆を救うため山を出発、勘助は息の限り時雨丸を吹いて、左近らを呼び寄せようとした。この頃、左近らは人恋山に向かっていたが、その途中、又四郎が正体不明の軍勢に捕らえられ処断されようとする、左近又四郎の救出に向かうが、これも発見され軍勢の大将と対面する。凛々しいその青年武将は、小田上総介だった。上総介は左近と又四郎の通行を許し、妖術師が一同を狙っていることを教えた。妖術師の正体は玄九郎と竜神太郎だったのだ。左近と又四郎は急ぎ引き返して、紅菊らの危機を救い、上総介との西海を約して人恋山へ着き、勘助たちから黒冠者、火打丸の出陣を聞き、ただちに都に向かって馬を走らせた。この頃、火打丸、黒冠者達は一挙に弾正、権太夫らを倒さんと、弾正の屋敷を襲撃する。さらに左文字も勘助も、そして小田上総介の軍勢も、都の弾正の屋敷に向かって急ぎ、遂に最後の決戦の幕は切手落とされたのだ。黒冠者、左近、火打丸、左文字ら孔雀の秘宝をかざした正義剣と忍術は玄九郎、竜神太郎らを駆使する弾正、権太夫一派の妖術と軍勢を遂に倒した。やがて、正義の孔雀王子達は、南海に輝く黄金孔雀城を再建できたのだった。

新諸国物語 黄金孔雀城 完結篇
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