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幽霊五十三次 

Travel with Ghost

1961(昭和36年)/7/1公開 93分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12432 
配給:東映 製作:東映

高田浩吉・里見浩太郎の歌う人気スターコンビが「怪談五十三次」の好評に応えて新たな意欲を燃やす、恋あり剣ありのスリラー・ミュージカル。物語は、浩助・浩太の弥次喜多コンビぶりを東海道五十三次に明るく痛快に描きながら、斬新なアイデアによるユーモラスな幽霊の登場で夏の風物詩を織り交ぜ、楽しく奔放に展開していく。

幽霊五十三次 
(C)東映

ストーリー

星のキレイな江戸の町、いい唄声が流れています。流しの鶯コンビ浩助、浩太です。ご機嫌の二人は不忍池で、美人の溺死体を発見したことから、この死体の主、今評判の怪談一座の花形春実太夫の幽霊に取りつかれる羽目になります。浩助、浩太の長屋を訪れた春美太夫の亡霊は、その死因を語り、恨みを晴らしてくれと頼むのです。稲葉家の殿様には、二人の愛妾がありました。純情で臆病なお鈴の方、毒婦型のお香の方の二人です。お香の方は正室になるため江戸家老の雲井倉太夫と謀って、お鈴の方を亡き者にしようとします。凄く臆病なお鈴の方を、春実太夫扮する幽霊でショック死させようとしましたが、春実太夫に断られ、大事を知られたからには不忍池に沈めた、というわけです。亡霊に半ば脅された浩助、浩太はお国入りするお鈴の方の行列を追います。途中、快談一座の娘たちや、美声の髭浪人源太郎らと合流した浩助、浩太のご両人は至極朗らかですが、春実の幽霊は浩助に惚れてしまったようです。一方、春実太夫に失敗した倉太夫はこの上は刀にかけて、とばかりお香の方と倉太夫らは鈴鹿峠でお鈴の方の行列を襲いますが、浩太、浩助はお鈴を助けます。そこに稲葉の殿様がかけつけて、「おお、すんだか、どちらが残ったの、残った方を正室にするぞ」と言ったのですが、お鈴の方は「お断りいたします。今日からは、女の幸せを求めて生きます」と宣言します・・・

幽霊五十三次 
(C)東映
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