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ふり袖小姓捕物帖 血文字肌

Mysteries of Edo:Bloody Word

1961(昭和36年)/7/2公開 63分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12327 
配給:東映 製作:東映

秩父天領に隠れ住む「朱紋一族」が江戸を舞台に捲き起こした怪事件を巡り、将軍家小姓の笛弦之助が、剣と名推理を駆使して意外な犯人を暴きます。青春スター沢村訥升の「蛇姫囃子」に続くシリーズ第二弾。

ふり袖小姓捕物帖 血文字肌
(C)東映

ストーリー

ふり袖小姓笛玄之介が美濃屋を訪れると、主人をはじめ一家の者が無残な姿で殺され、特に今年厄年のお篠ははだけた胸に痛々しく「朱」一字の刺青を残して惨殺されていた。一方、厄除けの参拝者で賑う淡島明神の大師堂に、二人の娘がお篠と同じように「朱」の刺青を覗かせ次々と短刀で突き殺される事件が起こった。将軍からこの一連の事件の解明を任ぜられた弦之介の命令一下、長屋の衆は八方に飛んだ。しかし、今度ばかりは事件の端緒をつかむことが困難だ。弦之介らは長屋の衆とともに張り込み、娘をさらった一行を追いかけるが一味の姿はかき消すようになくなってしまった。そしてさらわれた娘は同じように殺された。弦之介は、江戸城内の書庫で、刀剣、種族に関する文献を調べたところ、秩父天領秘境に住む「朱紋一族」の項が目に入った。朱紋一族の争いか、それとも怨恨、報復か。実は朱紋一族は、甚兵衛を頭に十七年前、神隠しにあった先代首領の娘を探しに江戸へ出ていたのだった。しかし、一味の中で秩父三郷を奪おうとする伝蔵らは密かに丑年の娘を殺し、騒ぎを大きくして江戸を去ろうとしていた。しかも伝蔵は甚兵衛の孫あぐりに邪恋を抱く。だがあぐりは追ってきた弦之介の広い心に触れて、心を開き伝蔵を避ける。のぼせた伝蔵らは甚兵衛、あぐり、そしてお市までも隠れ家に押し込み虐殺を企んだ。伝蔵の野望成るかと思われたとき、弦之介の抜き打ち剣が光った・・・

ふり袖小姓捕物帖 血文字肌
(C)東映
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