1961(昭和36年)/8/26公開 55分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12473
配給:東映 製作:東映
世は戦国。人々の心に正義と平和が失われている時代。熱血若武者の太郎丸は、孔雀老人から不思議な奇蹟を見せられ、この世に再び正義を呼び戻そうと活躍、孔雀の羽根に結ばれた仲間も集まります。
戦乱で荒らされた都大路。貧しい避難民の群れの中を一人行く若い落ち武者・太郎丸は、荒れ果てた御殿の庭で孔雀老人と名乗る謎の老人と出会った。老人はその庭に百花を咲かせると、一本の孔雀の羽根を渡して、若者の手で平和を築けと言い残し消えてしまった。その奇蹟に新たな希望を見出した太郎丸は、ある尼寺に宿を取ったとき、盗賊・風魔の虎丸と相対する。勝負こそつかなかったものの、奇妙な友情を感じた二人。その場は再会を信じて別れることに。そんな虎丸の前にも孔雀の老人が現れ、彼に孔雀の羽根を渡した。さて、城下町を乱暴に通り抜ける一行、雲切城の城主で海賊上がりの雲切玄蕃の姿があった。そしてその雲切を父の仇とにらみつける人形遣いの鉄丸・花代兄妹。そんなとき、雲切の仰々しい姿を盗人の風丸は嘲笑う。役人も翻弄する姿が鉄丸たちの心に残る。一方太郎丸は雲切の城下町にある酒場で髭面の浪人・熊丸と意気投合する。酒場で雲切の部下である川瀬の渦彦が騒ぎ、渦彦を追って桃の木村からやってきた誠丸と村長の娘小百合との間で一触即発の状況に。太郎丸も加勢しての乱闘騒ぎが起こる。
「新黄金孔雀城」シリーズ(3)